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2009年02月23日

現実の市長、舞台の村長?

ootaki.jpg来月、グリーンホール(市民会館)で、「箕面山大瀧萌ゆる」という演劇が興行されます。実は、これに出演させていただきます。チョイ役ですけど・・・ムズカしい・・・。

シナリオは、箕面の役行者伝説や伝承・民話などを素材にした完全オリジナル。さらに、出演者はもとより、衣裳、小道具などのスタッフも含めて、プロの方々だけでなく、一般公募の箕面市民の皆さんで創りあげる、まさに地域に根ざした“箕面市文化振興事業団”ならではの企画。

よくある“素人参加企画”と言うと、一緒に出演するプロの方々といっても、駆け出しだったり・・・というケースが多いように感じますが(失礼)、今回は、まったく趣きが異なります。例えば、新生松竹新喜劇の座長・渋谷天外さんや、吉本新喜劇の看板女優・末成由美さんの出演。特に“松竹”と“吉本”のダブル新喜劇の初共演という珍しさは、スポーツ報知でも報じられました

このほか、俳優さんに加えて、一般公募の出演者、そして、箕面で演劇活動をされている“劇団すずしろ”“ごった煮座”や、箕面の和太鼓グループ“鼓吹(KOBUKI)”“みのお太鼓”、さらに、瀧安寺の山伏グループ(本物!!)、琵琶の福燿会など、“プロ”と“アマ”と“地域”を総動員。参加世代も、小学生からご高齢まで超広範囲。
まさに、箕面市文化振興事業団設立20周年の記念事業にふさわしい大型企画です。

090223a.jpgそして、ナニゴトにおいても、見てるだけではわかりませんので、単なる傍観者でなく、実際に参加する機会をいただいたのは、本当にありがたいです。
何事も実際にやってみて肌で感じるのは重要。出演をご依頼いただいたときはちょっとビックリでしたが、盛り上がりの一助になるなら、とチャレンジさせていただくことにしました。

そして、いただいた役柄は・・・“村長”(笑)。

おそらく、現実の仕事に近い役ということで、ご配慮をいただいたものとは思います。そうは言っても、やっぱり現実と全然違うし(当たり前ですけど)、難しい・・・。ほんのチョイ役ですが、練習に参加させていただき、周囲の方の演技を見て、焦っています。
プロの皆さんの演技が素晴らしいのは当然として、一般公募の方々の演技も目を瞠るものが。足を引っ張らないようにがんばります。

「箕面山大滝萌ゆる」の準備状況は、ブログ「みのお発オリジナル芝居がスタートします!」で着々とレポートされています。そして、日程などの概要はコチラ。グリーンホールで、3月(来月)の「14日(土)18:30〜」「15日(日)14:00〜」の2回公演です。
チケットは、メイプルホール、グリーンホール、箕面文化・交流センター、西南公民館、東生涯学習センター、みのお市民活動センターの受付で取り扱っているほか、こちらのローソンチケットでも販売しています。

箕面大瀧を舞台として「物の怪(もののけ)」が登場する時代劇ファンタジー。ストーリーも、豊かな自然と山麓を擁する箕面ならではのもの。雰囲気的には、スタジオ・ジブリの「もののけ姫」(宮崎駿監督)とかの空気感・・・かな?
たくさんの市民の方々が一つの文化活動として創りあげる、箕面オリジナルの作品です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
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posted by 倉田哲郎 at 18:21 | TrackBack(0) | 活動日誌

2009年02月17日

箕面市の新年度(H21)予算案の発表

本日、箕面市の新年度(平成21年度)予算案を報道発表しました。
市長に就任させていただき初めての予算編成。2〜3月の市議会でご審議いただく予定です。

昨年末に、“改革特命チーム・ゼロ”が公表した「緊急プラン(素案)」の“ゼロ試案”や、パブリック・コメント(意見募集)で寄せていただいたたくさんのご意見を拝見しつつ、悩みながらの予算編成で作業が例年よりかなり遅れましたが、なんとかここまでこぎつけました。
詳細は、こちらの概要をまとめている報道資料や予算概要施政方針をご覧いただければ・・・とは思いますが、資料もかなりの量ですので、全体像と感想をここで少し。それでもちょっと長くなりますが・・・。
予算案のポイントを一番コンパクトにまとめた資料は“コレ(要点)”と“コレ(概要)”の2枚(A3版)です。)

目指したのは、“財政バランス(収支バランス)の復元”(=子どもたちの世代にツケをまわさないこと)と、それでも単なる削減・緊縮に陥らない“メリとハリのついた予算案”(=重点化する部分にはしっかり投資すること)です。

一つ目の、“収支バランス”という点では、ややこしい指標ばかりで恐縮ですが、
  経常収支比率は、99.9% (←前年度:103.2%) 【※ 100%以下が黒字】
  基金投入額は、約10億円 (←前年度:約31億円) 【※ 少ないほどOK】
  市債発行額は、約12億円 (←前年度:約25億円) 【※ 少ないほどOK】
と、すべての財政指標について、かなりの改善をすることができました。ややこしい専門用語ばかりで申し訳ありません・・・。

「経常収支比率」、すなわち、“経常的な収支バランス”は、6年ぶりに黒字化
また、「基金投入額」、すなわち、“貯金を崩した額”は、昨年度の約1/3に抑制することができました。
そして、「市債発行額」、すなわち、“将来に向けた借金”も、昨年度の約1/2に抑制することができました。
要するに、前年度までと比べて、“子どもたちの世代にツケをまわさない予算”“収支バランスのとれた予算”に大きく近づくことはできました。

ただし、実際のところ、抜本的な解決には届いていない部分もあります。それは経常収支比率。前年度からは大幅に改善し、実に6年ぶりの黒字(100%以下)・・・ではあるのですが、実は、ここには不安定な収入(“臨時財政対策債”っていいます)がカウントされています。
この“不安定な収入”は、ここ数年間は「収入にカウントしてもいいよ」と制度上は認められており、実際にカウントされてきたものなのですが、実態は単なる“借金”。しかも存続は“国の気まぐれ次第”という制度で、来年あるかどうかわからないシロモノです。この、わけのわからない財源をカウントからハズしてみると、経常収支比率は104.8%(←前年度:108%)とハネあがり、依然として、箕面市の実態が支出オーバー(赤字)であることが鮮明になります。
この数値でも、前年度から3.2%の大幅改善はできていますが、解決には至っていません。正直な財政運営をしようと思えば、これまであまり赤裸々には説明されてこなかった、この数値を抜きに語ることはできません。

なお、昨年12月に示された「ゼロ試案」については、この赤裸々な方の数値での達成目標が示されています。そのH21目標は104.7%であり、今回0.1%届きませんでした。一方、基金投入額の抑制目標は、「ゼロ試案」の数値をクリアすることができています。
子どもたちにツケをまわさない、収支バランスのとれた予算に大きく近づくことはできましたが、たった1年では抜本的な解決にはとどいていません。引き続き、次年度に向けた課題が残っている状態です。

二つ目の、“メリとハリのついた予算案”という点では、単なる削減ばかりの緊縮予算ではなく、将来に向けて投資すべきところには重点的に投資することを心がけました。例えばですが、
 ・ 子どもの医療費の助成拡大(通院:小学校入学前まで、入院:中学校入学前まで、所得制限全廃)
 ・ 全中学校のすべての普通教室にエアコンを導入
 ・ 生徒指導の先生(箕面市の独自配置)を全中学校へ配置&小学校へ追加配置
 ・ 全中学校のコンピュータ教室のすべてのコンピュータの更新(とどろみの森学園は追加配備)
 ・ 箕面の緑・山なみ景観を守る新たな制度の検討開始
 ・ 公園や市の遊休地を地域で運営・活用する新たな仕組みの構築
 ・ 市内バス路線網の再整備&社会実験(H22)をめざした法定協議会のスタート
 ・ 北大阪急行線の延伸のための基金積立の再開(当初予算で15年ぶり)
 ・ 阪急牧落駅へのエレベータ設置(箕面線全駅のバリアフリー化を完了)
 ・ グリーンホール(市民会館)の耐震補強&エレベータ設置
など、特に、「子育て・教育」「緑・住みやすさ」「安心・安全」の3分野に重点化をして、削減・縮減どころか、むしろ、かなりの”攻め”の投資をする予算を組んでいます。当然のことですが、選挙で“マニフェスト”としてお約束したことを、さっさと実現することも、かなり意識しています。
この、かなりの“攻め”予算にもかかわらず、前述のように全体の財政指標を好転させることができたのは、
 ・ 職員人件費(4〜4.5%)の削減
 ・ 市議会による議員報酬5%削減、市長13%・副市長7%の給与削減
 ・ 市立病院の抜本的な経営改革の断行
 ・ 広範囲にわたる補助金の削減・縮小

など、各方面への影響を辞さずに、ある程度の思い切った削減も一緒に提案させていただいている結果です。関係の皆さまには、ぜひとも、ご理解をお願いする次第です。

なお、縮減・削減部分については、改革特命チーム・ゼロが提示した“ゼロ試案”と一致している部分もあります。でも、各方面での議論や、意見募集でいただいたご意見を踏まえて、異なる結論を出した部分もあります。

異なる結論の一例ですが、例えば、保育料の改定について今回は見送り、子どもが2人以上いるご家庭の負担軽減策(第2子以降に手厚い軽減措置)を盛り込む方向で改定案を検討するため、来年度の実施を目指すことにしました。また、障害者の事業所・作業所などへの補助金の削減について今回は見送り、持続的に支え続けることのできる仕組みへ再構築すべく、検討期間をとり、来年度の見直しを目指すことにしました。

これだけではありませんが、“ゼロ試案”と今回の予算編成にはズレがあります。あって当然。
もともと“ゼロ試案”は、議論のたたき台としてのシミュレーションの一つです。最も重要な目標は、トータルの収支バランスをとること(そうでなければ、そのツケが子どもたちの世代にまわるわけですから)であって、そのために「何を削減・縮減すべきか?」の選択肢はいろいろです。ただし、一部を見送った結果として、(前述のように)経常収支比率が目標に0.1%届かなかったり、といった課題は発生しています。
ゼロ試案と予算案の“差”は、こちらの「平成21年度予算概要」の32ページ以降にリスト化してあります。)

今回の予算案は、H21段階で「何を削減・縮減すべきか?」の自分なりの答えとして“市長案”を示したものです。
目指していた目標、つまり、“財政バランス(収支バランス)の復元”と、単なる緊縮財政ではない“メリとハリのついた予算案”の両立という目標は、第一段階としては、ある程度、実現できている予算案だと考えています。市議会でどうご判断いただくことができるか、気合を入れて2〜3月議会の論戦に臨みたいと思います。

なお、今回の予算案が、“市長案”といいつつも、ひとえに職員ががんばってくれた結果だということは、どうしても申し添えておきたいと思います。財政担当の職員だけでなく、最終的に各部門でもかなり絞り込んだ形で予算編成に臨んでくれたことには、正直、けっこう驚きました。
おかげで、予算編成作業を通して、かなり的を絞った議論ができましたし、その結果がこの予算案。(もちろん“市長案”として、すべての責任をとるのは当然のこととしてですが)実際の作業経過として、とてもではありませんが自分一人では、到底、ここまでは仕上げらませんでした。心から感謝です。

平成19年度の箕面市の決算は致命的なショックでした。
箕面市の市制施行以来、初めて経常収支が赤字(初の経常収支比率100%超過)となった決算。そして、(経常経費だけでなく)臨時経費などを含めた“全体収支”でも、実質的に約2億円の赤字決算です(表面的には約13億円の黒字とされていましたが、基金を約15億円取崩して穴埋めしています)。
この非常事態だからこそ、以下の2つを両立することに、こだわり続けます。
 ・ 子どもたちの世代にツケをまわさない“財政バランス(収支バランス)の復元”
 ・ 削減一辺倒でなく将来への投資を断行する“メリとハリのついた予算案”


昨年8月の選挙のとき、街頭でこんなことを繰り返し述べてきました・・・「変えるべきは断固として変え、伸ばすべきは思い切って伸ばす」と。その信念は今でも変わりません。勝負の一つである平成21年度予算案です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

先日、我が家の目の前で“野焼き”・・・田舎感の良さを残した住宅都市“箕面”の風景です
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posted by 倉田哲郎 at 17:31 | TrackBack(0) | 活動日誌

2009年02月13日

災害時の約束ゴト

090211.jpg我が家では、玄関に2つのナップサックが転がっています。
いざ災害が起こったときに、とりあえず持って逃げるためのナップサック。なかには、懐中電灯、電池、マスク、タオル、ラジオ、水、カロリーメイト、軍手、防風シートなどなど・・・が詰まっています。ちなみに、このナップサックのほかに(一瞬の余裕があれば)座布団も一枚つかんで逃げます。

それと、被災したら、(家族がバラバラの場合に)必ずどこに向かうか?も決めています。
といっても仕事柄、我が家の場合は合流ポイントではなくて、僕は(当たり前ですが)なにがなんでも市役所へ。妻は、ともかく校区の小学校(萱野東小学校)へ・・・その後、状況と必要に応じて第二総合運動場へ。そこに留まって、なんらかの形で相互に安否確認をする約束をしています。

実は、その昔、初めて大阪(箕面)に来たとき、ちょっと驚きました。
それは、阪神大震災で被災した経験があるにもかかわらず、(語弊を恐れず書きますが)大阪の災害対策への意識が、お世辞にも高いとは感じられなかったことです。
静岡で「東海大地震が来るぞ来るぞ」と言われながら(脅され続けて?)育った自分にとって、災害は必ず来るもの。一度、大震災が来たからといって、もう次は来ないというものではありません。

皆さんのご家庭では「災害時にどうするか」の約束ゴトを決めていますか?
我が家のナップサックの中身は、ほとんど100円ショップで揃えたものばかりですが(笑)、それでもOK。それと、箕面市の避難所は、ココに一覧がありますので、ぜひご確認を。

市役所の話になりますが、昨年11月に、豊能地区3市2町の合同防災訓練がありました。様子は、この辺この辺、そして、この辺にもレポートされてますが、そのとき率直に感じたのは、「本当の災害発生時に、これで十分に機能するんだろうか?」という疑問。
その場で、防災担当の職員に、箕面市の災害時の対応マニュアルを“本当に機能するモノ”に抜本的に見直してほしいと依頼し、この間、「本当にそれで動くの?」「本当に機能するの?」と、議論を繰り返してきました。

一例ですが、箕面市の災害対策本部は、市役所別館の“6F”に設置されることになっています。でも、実際に大規模災害が発生して、エレベーターが使えなくなることを想像するだけで“6F”に人員と設備を集中させて本当に機能するのか?大丈夫なのか?・・・という疑問が。
これまで、ずっと“6F”が既定路線となっていたため、例えば、防災無線とかタッキー816の緊急放送設備とかも“6F”に整備されてきてしまっています。もちろん、整備にも移設にも、それなりのコストがかかりますから、整備が進めば進むほど、ますます“6F”という既定路線が強固なものになってしまい、コレを覆すのは考えられなかった・・・というのが現実かと。
でも、実際に必要な場面で十分に機能しないならば本末転倒。整備にかけたコストは“本当の無駄”になってしまいかねませんよね。必要なら6Fからの移設コストも辞さないから、本来の望ましい配置を描きなおして、全体の防災計画を改めて組み立ててください!・・・そんなやり取りを重ねてきました。

このほかにも、例えば、防災マニュアルを見直す以前の問題として、そもそも防災マニュアルができていない部門すらあるとのこと。「なんでですか?」と聞くと、防災担当曰く「これまでも各部局にマニュアルを作るようお願いしてはいるんですが、なかなか手が回らないという部門もあって・・・。」。
これは、ハッキリ言って、防災意識の低い各部局側も悪いし、必須事項なのに“お願い”レベルで留めている防災担当も悪い。・・・現在、来月までに全部局で防災マニュアルを整えるよう、防災担当が動いてくれています。

11月以来のこんな経過を踏まえて、再び2月16日に箕面市役所で防災訓練を予定しています。
ちなみに、みんなで建物からゾロゾロと出てくるような、いわゆる“避難”訓練ではなく、災害対策本部や各部門どうしの情報の把握・伝達や対応確認などの動きをシミュレーションする防災訓練です(11月の3市2町合同防災訓練もそうでした)。

「災害対策」とは、“万が一”に備える“保険”のようなもの・・・ではありません。
地震だけでなく、台風や火事など、大なり小なり“毎年のように必ず発生する事態”における“行動ルール”と考えるべきです。そうでなければ、実際に機能するはずがありません。これは、市役所でも、企業でも、家庭でも。
市役所は、これから改めて、この考え方に立って“行動ルール”を組み立てて改善を繰り返していくつもりです。ぜひ、ご家庭でも、まずは「なにか起こったらどう動くか?」の“約束”からはじめていただければと思います。
posted by 倉田哲郎 at 08:25 | TrackBack(0) | 活動日誌

2009年02月11日

箕面市職員の不祥事について

箕面市の職員が薬物使用の容疑で逮捕されましたことにつき、市民の皆さまに心よりお詫び申しあげます。
税金を預かり仕事をさせていただく立場として、私自身の指導監督不足を大変申し訳なく思うとともに、市役所の信用が大きく損なわれる事象の発生が残念でなりません。

特に、薬物使用については、地域や子どもたちに与える影響が極めて大きく、市として絶対に許し難い行為です。公務員がこの行為に手を染めることについては、強い憤りしかありません。
二度とこのような事が起きることのないよう、今後、再発防止のため調査を行うほか、全職員に公務員としての自覚と責任を再認識させ、綱紀粛正に努めてまいります。

なお、処分につきましては、起訴が確定し次第、懲戒免職処分を行う方針です。
今回の箕面市職員の不祥事につきまして、重ねて市民の皆さまにお詫びを申し上げます。
posted by 倉田哲郎 at 16:54 | TrackBack(0) | 活動日誌

2009年02月07日

刑務所作業製品と、箕面の“食育”と

箕面市更生保護協会が主催する「刑務所作業製品・展示即売会」に行きました。
恥ずかしながら初めて伺ったのですが、正直、驚きました。グリーンホール(市民会館)のロビーに所狭しと並ぶ販売品の数々。いずれも刑務所で長時間かけて丁寧に製作されたものばかり。小物や靴・カバンなどの革製品、衣類はもとより、特に、家具や芸術作品にいたっては、目を瞠る精巧さ、精緻さ、美しさです。
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年に一回程度の開催のようですが、おそらく、こんなに素晴らしい製品群が出展されていることを、ご存知ない方も多いのでは?という印象。せっかくですから、もっとヴィヴィッドに伝えるPRができればと思いました。
ロビーの一角では、更生保護女性会の皆さんが、美しい和装でお茶席を設けられていました。美味しかったです、ありがとうございました!
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「刑務所作業製品・展示即売会」は、グリーンホールのロビーで、明日(日曜日)まで開催されています。今からでも、お時間がありましたら、ぜひ覗いていただければと思います。

09020706.jpgまた、メイプルホールで開催の「青少年健全育成市民大会」に参加させていただきました。
基調講演は、料理研究家・食育研究家の吉原ひろこさんによる「今だから、大人の食育、子どもの食育」。なんとタイムリー!実は、今度の4月から、市役所に「食育推進課」をつくろうと準備を進めていたところでした。

いわゆる全国学力テストの結果からも、朝ゴハンの重要性が浮かび上がっています。また、地産地消の意味でも、地域への愛着の観点でも、この箕面市としての“食育”を進めたいと考えていたところです。
特に、食育は、“食”に対する理解・習慣の側面が大きいですから、子どもの食育を考えようと思えば、むしろ私たち大人自身が食育を意識しなければはじまりません。そんな想いから、今度の「食育推進課」は、教育委員会ではなく、健康福祉部門につくり、学校教育の観点だけでなく、地域全体として大人も子どもも一緒に食育を進めようという意図で準備をしていました。

今日の吉原ひろこさんのご講演は、その視点でも極めてタイムリー。この素晴らしい企画と、青少年健全育成活動を応援する“表彰”を準備いただきました実行委員の皆さん、本当にありがとうございました。
そして、参加されたたくさんの皆さん、おつかれさまでした!
posted by 倉田哲郎 at 17:13 | TrackBack(0) | 活動日誌

2009年02月02日

箕面の柚子(ゆず)プロジェクト

みなさん、“箕面の柚子(ゆず)”をご存知ですか?
先日、朝日新聞でも紹介していただきましたが、実は、箕面は「柚子(ゆず)」の大阪府内“唯一”の生産地です。

これまでも、箕面のシンボルといえば、“箕面大滝”“もみじ”。もちろん、(市内での評判はともかく)サルもいます。でも、実は、箕面北部の“止々呂美(とどろみ)”地域では、江戸時代中期から柑橘類の栽培を続けており、明治時代にはすでに「柚子(ゆず)」が特産品となっていました。
昔ながらの自然と農地に恵まれた風光明媚な“止々呂美(とどろみ)”は、自然と都市の境界線上に存在する箕面ならではの地域。大阪都心部から30分、箕面南部の市街地からたった10分の距離にあるこの地域からは、柚子(ゆず)のほかにも、栗(銀寄栗)ビワ山椒などが出荷されています。

「大阪に柚子(ゆず)???」と思う方もいるかもしれませんが、この箕面の「柚子(ゆず)」は、大粒で香りが強いという特徴をもち、無農薬で栽培されているため、実は、料亭でも使用されています。例えば、こんなフランス料理のお店でも“こだわりの素材”として登場しています。プロが愛用する、まさに“知る人ぞ知る”逸品。
一般には、稀にいかりスーパー(ikari)などで見かけるほか、地元(止々呂美(とどろみ))で数量限定生産の柚子マーマレードとして販売されています。

でも、それだけでは、これほどの「柚子(ゆず)」がもったいない!!!
改めて、商工会議所・農協・NPOなどと協力して「箕面の柚子(ゆず)」をプロモーションしようと考えています。柚子(ゆず)の“花言葉”は「健康美」・・・まさに箕面にピッタリです。
箕面市にお住まいの皆さんには、ぜひ、“箕面にこんな素晴らしいモノがあるんだ!”と、改めて自慢していただきたい。そして、箕面市外の皆さんには、ぜひ、プロも愛用する「箕面の柚子(ゆず)」で、一手間かけて、家庭料理をグレードアップしていただきたいと思います。

yuzugari.jpg先週、新たなプロモーションに必要な「柚子(ゆず)」を調達するため、職員(地域振興部)と一緒に、止々呂美に柚子(ゆず)を採りに行ってきました。季節は少し外れていましたが、十分な量の柚子(ゆず)を確保することができました。ご協力いただきました止々呂美農家の皆さん、ありがとうございました!

ところで、ちょっと話がそれるようですが、大阪ガスなど全国のガス・グループ(ウィズガス・クラブ)が主催する「全国親子クッキングコンテスト」というのがあります。ここに、箕面の豊川南小学校5年生の垣内悠太郎くんが親子で出場し、なんと、応募数1325組を制して近畿地区大会で優勝しました。
先週末、“全国大会に行ってきます!”と、校長先生とともに市役所にご挨拶に来てくださり、全国大会でつくる料理(のうちの一品)の“混ぜご飯”をいただきました。それはそれは美味しかったのですが、よく見ると、ご飯の上にナニヤラ山吹色のモノが・・・。

 「これって、もしかして?」(←倉田)
 『柚子(ゆず)です。』(←垣内クン親子)
 「えっ!実は箕面って、大阪府で“唯一”の柚子(ゆず)の生産地だってご存知でしたか?」
 『えっ!そうだったんですか???』
 「ぜひ、“箕面の柚子”を全国大会に持って行ってくださいっっっ!!!」

というわけで、急遽、農家のご協力を得て、“箕面の柚子”を全国大会に持って行ってもらいました。大会の審査基準には“地産地消”というポイントもあるとのことなので、がんばって箕面の名を広げていただければと思います!
(→ 結果は、なんと全国第2位(!)だったそうです。おめでとうございます!)

止々呂美レシピ秘伝の“柚子マーマレード”をお湯で溶いた“ゆず茶”・・・絶品です!
yuzutea.JPG


posted by 倉田哲郎 at 17:35 | TrackBack(0) | 活動日誌
プロフィール
名前:倉田哲郎
誕生日:昭和49年(1974年)6月7日
ブログ:http://blog.kurata.tv/
一言:箕面市長(2008〜2020年)の倉田哲郎です。
大阪府箕面市で地方自治を全力でドライブ。

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03/31 決着〜北大阪急行線の延伸の事業化合意
03/27 箕面市の新年度(H26)予算
02/12 北大阪急行線の延伸〜2020年度の開業にむけて
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