箕面市議会の定例会は年4回(2月・6月・9月・12月)。箕面市長の今任期は8月26日まで、箕面市議会議員の今任期は8月28日までなので、(突発的な事態がなければ)この4年間の任期最後の市議会でした。
この4年間は、僕にとって、本当にあっという間だった気がします。
先日、東洋経済の「住みよさランキング」で、なんと箕面市が大阪第1位に輝きました。全国では33位なので、まだまだ上を狙っていくつもりですが、もともと箕面がもっているポテンシャルと、たくさんの人たちの日々のご尽力のおかげだと感じています。
箕面市長という立場からすればこれほど喜ばしいニュースはありません。1期目の任期の終わりに思いがけず嬉しいニュースでした。たくさんの皆さんに感謝です。
3月末に当初予算を仕上げてから、図書館の大幅リニューアル、箕面子どもステップアップ調査(全9学年の学力・体力・生活状況調査)の準備や、全小学校での金環日食の観察授業、職員採用試験へのSPI2導入、3年限定の防犯灯LED化スペシャルメニュー、豊中市との消防はしご車の共同運用などなど、いろんなことを仕掛けているうちに、気づいたらもう6月末。
そうこうするうちに、箕面市長・市議会議員選挙(8月5日告示→12日投票)の足音も聞こえてきました。
2期目の市長選挙に掲げる「約束」の準備もしています。
「公約」というのか「マニフェスト」というのか、最近では守らない人もいますし、言葉の意味もよくわからなくなってきてるので、僕はただ「約束」と称したいと思います。有権者の皆さんとの約束。僕が守るべき約束。
スタンスは4年前と変わらず「子育て」「緑」「安心」の3本柱。まちづくりのポリシーはそう短期間で揺らぐものではありません。詳細は、お約束すべき“政策集”にまとめて近々お示ししますが、以下、それに先立ってちょっと頭の中の一部を書いておきます。
まず、高齢者から子どもまで、穏やかな住宅都市のベースを形づくるのはやはり「安心」。

災害が起こったとき、地域でご高齢の方や障害者などの要援護者を支えることは、マニュアルさえ用意しておけばいきなりできるというものではありません。災害時の支援体制をつくるということは、実は、普段(平常時)からの生活支援体制を整えることと同義です。
こうした継続的な支援体制をつくることや、総合防災訓練のスタートなどのソフト面も進めていきたいですし、箕面が強く警戒しなければならない「山(土砂災害)」対策(ハード面)についても、ちょっと思い切ってやろうと覚悟を決めています。
また、「子育てしやすさ日本一」は、かなり進みましたが、それでも道半ば。

それと、これは小学校くらいまでを対象に考えていますが、インフルエンザ予防接種の助成もスタートしてみようと考えています。毎年のことですし、一度、インフルエンザが流行ってしまうと、子どもも親も学校も大変。医療費にもはね返ってくるので、地域で面的に感染を抑えこむ必要があります。
このほか、今年からはじめる小中9学年の学力・体力・生活状況調査の結果を活かして、学校の指導体制を進化させていく仕組みもつくらなきゃいけませんし、学童保育を新しく再構築しなおすことも考えたいと思ってます。
そして、箕面のシンボルである「緑」をどう伸ばすか。

ただ単に「便利な市街地」をめざすだけなら、大阪市内の方がはるかに便利。箕面の進むべき道はそうではなく、「便利さ」と適度な「田舎感」の両立という強みを伸ばすことです。街なかの“緑視率”基準の導入や、都市農業と朝市のコンビネーションも進めますし、必要なら山並みを守るための新たな建築規制もアリです。
ところで「子育て」「緑」「安心」とかいろいろ書いてるけどお金(財政)は大丈夫か?
・・・それは大丈夫です。1期目でせっかくV字回復させた財政。「子どもたちにツケをまわさない」は僕のスタンスの基本中の基本、根幹中の根幹であって、それは絶対に崩しません。

さて、まちづくりは「子育て」「緑」「安心」の3本柱でいくとして、市役所のことでどうしてもやりたいことがあります。
それは、“箕面市職員の給与構造の再編”です。給与水準の問題だけでなく、なにより気になるのは、頑張ってる職員にも、頑張ってない職員にもすばらしく平等であること・・・おいおいって感じ。頑張る職員は頑張り損で、箕面市の名を汚すような職員にも無駄に平等ってのはおかしい。
問題意識はずっと持っていたのですが、どういう仕組みに変えるべきか、僕のなかでだいたい答のイメージがかたまってきたのがこの1年くらいだったので、2期目の前半で一気に片づけようと思っています。仕組みを変えてメリハリをつけながら、総人件費を下げるつもりです。
いずれにせよ、2期目も揺るがず、憧れられるような街をめざして、全速力で突っ走ります。
選挙まで、もう40日を切っています。準備も急がねば・・・(汗)。
まもなく“政策集”をまとめて公表しますので、そのときはぜひまたご一読いただければ幸いです!
【追記】
※政策集をまとめました!コチラに公表していますので、ぜひご一読願います。