
ニュージーランドは赤道を挟んで日本と反対側にある国。面積や風土など日本との類似性も多く、映画「ラストサムライ(The Last Samurai)」の合戦シーンの撮影が、日本ではなくニュージーランドで行われたことなども有名です。また、行政改革やICT(情報通信技術)利活用の先進国としても、(その道の人にとっては)知る人ぞ知るスゴイ国だったりしますし(実は、日本の“電子政府”政策のモデルの一部はニュージーランド)、そちらの方面でも特にハット市は名が通っています。そんなハット市から箕面市が得られるもの、感じられるもの、決して小さくはないと考えています。
オグデン市長は、4日間の滞在予定で、大阪・東京を視察されるとのこと。うち2泊は箕面観光ホテルです。昨日は、親交の深かった故・橋本卓市長のご自宅に弔問もされたとのこと。非常に温かい人柄の市長さんで、先輩市長としても、いろいろとアドバイスをいただきました(オグデン市長の息子さんが33歳で、重なって見えるとのことで、なおさら親身になってくださいました。)。
夕方の箕面市文化振興事業団の設立20周年記念レセプションにもご出席いただき、ユーモアたっぷりの祝辞をいただきました。本当にありがとうございました。
また、昨日は、箕面市文化振興事業団設立20周年記念シンポジウム「おかげさまで20周年祭〜箕面・その文化の過去、現在、未来」にパネリストの一人として参加させていただきました。

その分、会場は大いに盛り上がっていたのでよかったのですが、あのテレビやラジオでは決して伝わらない“ライブ感”と、その“ライブ感”に触れる機会の創出こそ、近所にホールがあること、地域にホールがあることの意味なのではないかと思いました。「使いたい人だけが使い、好きな人だけが観る」という一部の人たちのホールではなく(←今がそうだという意味ではありません)、「今まで興味のなかった人にも、何かのキッカケを提供する」そんな広がりのある施設であってはじめて、税金を投入している公共ホールの意義が問えるのではないかと・・・そんなことを考えさせられました。
設立20年を重ねた箕面市文化振興事業団には、コンセプトをしっかりもって、さらに暴れていただきたいと思っています。
また、こうした活動が“点”で終わらないためにも、実は情報の流通のあり方が重要になります。せっかくイイコトをしていても、知られなければ、誰も足を運ばず、広がりません。箕面市外への情報発信も課題ですが、箕面市内の情報の流れも決して十分ではないと感じています。
箕面市内の情報ツールであって、定期的に発行され、多数の世帯に届けられるものという意味では、広報誌「もみじだより」が最大のものだと思います。ただし、読む人は読んでくださっていますが、おそらく読まない人も決して少なくない・・・。このあたり、コストをかけて製作・印刷・全戸配布してるわけですから、なにか大きく工夫できないものか、悶々としています。
なにはともあれ、昨日のシンポジウムは盛り上がってよかったです。一緒にステージにあがったみなさんや、会場のみなさんのおかげです。ありがとうございました!