先日、朝日新聞でも紹介していただきましたが、実は、箕面は「柚子(ゆず)」の大阪府内“唯一”の生産地です。
これまでも、箕面のシンボルといえば、“箕面大滝”や“もみじ”。もちろん、(市内での評判はともかく)サルもいます。でも、実は、箕面北部の“止々呂美(とどろみ)”地域では、江戸時代中期から柑橘類の栽培を続けており、明治時代にはすでに「柚子(ゆず)」が特産品となっていました。
昔ながらの自然と農地に恵まれた風光明媚な“止々呂美(とどろみ)”は、自然と都市の境界線上に存在する箕面ならではの地域。大阪都心部から30分、箕面南部の市街地からたった10分の距離にあるこの地域からは、柚子(ゆず)のほかにも、栗(銀寄栗)、ビワ、山椒、梅などが出荷されています。
「大阪に柚子(ゆず)???」と思う方もいるかもしれませんが、この箕面の「柚子(ゆず)」は、大粒で香りが強いという特徴をもち、無農薬で栽培されているため、実は、料亭でも使用されています。例えば、こんなフランス料理のお店でも“こだわりの素材”として登場しています。プロが愛用する、まさに“知る人ぞ知る”逸品。
一般には、稀にいかりスーパー(ikari)などで見かけるほか、地元(止々呂美(とどろみ))で数量限定生産の柚子マーマレードとして販売されています。
でも、それだけでは、これほどの「柚子(ゆず)」がもったいない!!!
改めて、商工会議所・農協・NPOなどと協力して「箕面の柚子(ゆず)」をプロモーションしようと考えています。柚子(ゆず)の“花言葉”は「健康美」・・・まさに箕面にピッタリです。
箕面市にお住まいの皆さんには、ぜひ、“箕面にこんな素晴らしいモノがあるんだ!”と、改めて自慢していただきたい。そして、箕面市外の皆さんには、ぜひ、プロも愛用する「箕面の柚子(ゆず)」で、一手間かけて、家庭料理をグレードアップしていただきたいと思います。

ところで、ちょっと話がそれるようですが、大阪ガスなど全国のガス・グループ(ウィズガス・クラブ)が主催する「全国親子クッキングコンテスト」というのがあります。ここに、箕面の豊川南小学校5年生の垣内悠太郎くんが親子で出場し、なんと、応募数1325組を制して近畿地区大会で優勝しました。
先週末、“全国大会に行ってきます!”と、校長先生とともに市役所にご挨拶に来てくださり、全国大会でつくる料理(のうちの一品)の“混ぜご飯”をいただきました。それはそれは美味しかったのですが、よく見ると、ご飯の上にナニヤラ山吹色のモノが・・・。
「これって、もしかして?」(←倉田)
『柚子(ゆず)です。』(←垣内クン親子)
「えっ!実は箕面って、大阪府で“唯一”の柚子(ゆず)の生産地だってご存知でしたか?」
『えっ!そうだったんですか???』
「ぜひ、“箕面の柚子”を全国大会に持って行ってくださいっっっ!!!」
というわけで、急遽、農家のご協力を得て、“箕面の柚子”を全国大会に持って行ってもらいました。大会の審査基準には“地産地消”というポイントもあるとのことなので、がんばって箕面の名を広げていただければと思います!
(→ 結果は、なんと全国第2位(!)だったそうです。おめでとうございます!)
止々呂美レシピ秘伝の“柚子マーマレード”をお湯で溶いた“ゆず茶”・・・絶品です!
