
なお、今後のコミセンなどでの説明会のスケジュールはコチラをどうぞ。
実はコレ、総務省が“地デジ”の普及のために各地で説明会を展開すると聞きつけたので、「それなら、まずは箕面でモデルケースを!!!」と国・市が合意してスタートした全国初の取り組み。国が説明者や機材を準備し、市が場所の紹介や斡旋を行うカタチです。
というのも、(昔、僕が総務省で仕事をしていたから余計にだと思いますが・・・)
「市長!テレビが映らなくなるってホンマか?」
「市長!地デジってウチでも見れるんかいな?」
「市長!ウチんとこの設備はどないしたらいいんや?」
という不安と戸惑いの声を、けっこう頻繁にお寄せいただくからでした。
なお、箕面市で実施した説明会のノウハウは、今後、国の全国各地での取り組みにフィードバックされます。国がここまでキメ細やかに説明会をするという事例も珍しいのでは・・・。
そんな取り組みを展開していることもあって、実は今日、総務省の「地上デジタル放送国民運動推進本部/デジタル・サポート推進部会」なるもののメンバーとして出席することになりました。今は東京行きの新幹線のなかです。
いかに地デジの説明がややこしいか、いかに情報が届いてないか、地域の実情をしっかり訴えてきたいと思います。
4月18日の聴覚障害者の方を対象とした説明会(ささゆり園)には、僕も参加してみたのですが、まだまだ説明が長かったり、押さえるべきポイントの過不足(受信者から見るとあまり必要のない情報の説明に力を入れていたり・・・)があったりと、試行錯誤してる様子も垣間見えました。
そんななか、会場側からは、「手話・要約筆記・説明画面・テレビ画面の4つを、目だけで追うのは極めて大変なので、一つの画面にまとめた教材のようなものが作れないか?」「草薙くんの地デジのCMですら字幕がついておらず、聴覚障害者には情報が伝わらないのでは?」「デジタル放送の字幕が、顔(表情や唇)を隠してしまうケースが多々あるので、配慮できないか?」などなど、今後のアドバイスとして、当事者であればこそのご指摘も多々いただきました。
その場にいた総務省やテレビ局・メーカーなどの関係者は、「会場からアドバイスをいただくのは初めて」と驚きつつ、非常に納得してうなずいていた様子。とても実のある説明会だったと思います。今日は、このことも、しっかり国に伝えてくるつもりです。