新型インフルエンザの動きが気になったのですが、伊丹空港から55分+新潟空港から車で45分と、2時間かからずに行ける(戻れる)ので決意。道中、留守を守ってくれている副市長などと連絡をとりながらの新潟行きでした。
今回の大きな目的は、箕面の農業や地産地消を進める参考にさせてもらうこと。
以前も少し似たような問題意識を書きましたが、箕面は、昔からの観光地として、また、良好な住宅地として、バランスよく恵まれて発展してきたがゆえに、これまで観光振興策や地域振興策をガツガツやる発想が少なかったのではないか?と、僕は分析しています。
したがって、実は、箕面市(市役所)は、あんまり観光振興策や地域振興策が得意とはいえず、むしろ(大阪などの大都市圏ではなく)一生懸命に人を呼ぼうとPRに努めてきたような地域の方がこの点については参考になる。そう感じます。
三条の国定市長は、持てる素材はあますとこなく使い尽くすタイプ。
長らく注目されていなかった(けれど70年の歴史を誇る)三条カレーラーメンの売り出し(セブン・イレブンとタイアップ)のように、地域に転がっているネタの発掘はもちろんのこと、三条が「鍛冶」を生業としてきた街であることを素材として、鍛冶業から派生した生活様式や文化そのものをもウリにしようという姿勢。
また、棚田百選に選ばれている下田郷の棚田では、オーナー制度を導入したところ、なんとわざわざ東京からも田植えに来る人が来ているなど、農業面での非常に気になる取り組みも参考になりました。
それと、実は、今回の出張には、もう一つの目的、箕面北部地域(止々呂美・箕面森町)の今後を考えるうえでの情報収集というのがありました。
直面する課題としては、止々呂美から箕面森町へ、小中学校が移転し、閉鎖した旧学校跡が空っぽの建物になっています。地域の活性化ということだけでなく、治安の面から見ても、いつまでも放置しておくわけにはいきません。その一方で、緊急プラン(素案)も示すとおり、箕面市の行政体力が減少しているなか、この場所で、これまで語られていたような大がかりな施設を、箕面市だけで整備し、維持していくということはハッキリ言って不可能です。
それだけでなく、この課題(閉鎖した旧学校跡)を扱う上では、
・ 国・府の補助金確保、民間資本の導入など、なにがしかの財政負担の軽減措置が必須
・ なによりも止々呂美の良さである山や緑や農業を壊さず、むしろ活かした利用であることが必要
・ さらに、北部の住民だけでなく、市街地(箕面南部)の住民にとってもメリットのある活かし方であるべき
・ ダムの凍結(=ダム用地の放置)の課題なども見据えた広い視野で考えるべき
といった要素を考えあわせることが必要だと思っています。そんな問題意識から、今、検討過程でひっかかってきているのが“アウトドア”というキーワード。このコンセプトで、箕面北部地域(止々呂美・箕面森町)の課題を解決できないか・・・。
実は、三条は、アウトドア用品メーカーの集積地でもあるんです。この情報収集が、今回のもう一つの目的でした。そういう観点からの箕面北部地域の評価などもヒアリングすることができて、それなりに一歩前進の成果。よかったです。
ところで、今度、三条市と武雄市がセットで、産地直送品の売り出しやPRのために、箕面に来るかも・・・です。箕面も負けてはいられませんが、美味しいものに箕面で触れられるのはウェルカム。楽しみにしています。
書ききれていませんが収穫の多かった三条市出張。ご丁寧に対応いただいた関係者の皆さん、本当にありがとうございました!
記事とはまったく無関係ですが、季節モノなので・・・いつかブログに書こうと思ってました。
実は、大阪では(?)、端午の節句にカーネル・サンダースも鎧兜をまといます。
大きく「鶏」をあしらった今年の兜は、天地人“直江兼続”モード(笑)?

実は、大阪では(?)、端午の節句にカーネル・サンダースも鎧兜をまといます。
大きく「鶏」をあしらった今年の兜は、天地人“直江兼続”モード(笑)?
