週末は、市内で全中学校の体育祭が開催されました。それと、昨日から「ふれあい安心名簿条例(案)」の意見募集を開始しました。
個人情報保護法ができて以来、一部で学校や自治会など「名簿」が消滅していくという事象が発生しています。いわば法への“過剰反応”といっても過言ではないと思いますが、それでも、「名簿はもたない方が安全」「名簿はあまり作るべきでない」「名簿に情報は載せない方がいい」・・・そんな空気が存在し続けているのは事実。
でも、名簿というのは、地域や市民活動団体、学校の保護者などの間で、顔の見えるコミュニティをつくっていく一助としては大きな効果をもつ・・・僕はそう思います。
最初、この問題提起をしてくださったのは教育委員さんでした。・・・「なるほど!」と思い、昨年末くらいから、どうしたらよいものやら手探りで検討を開始。
さらに、5月の新型インフルエンザによる休校が頻発したとき、一部の緊急連絡網の欠如による情報伝達のスピードダウンや、逆に「名簿があったおかげで普段は連絡しあわない保護者どうしでも情報交換ができて安心だった」という声も聞きました。
こうした経験から『やっぱり名簿を作りやすい環境が必要!』と確信し、条例化の動きを加速。ようやく昨日、「ふれあい安心名簿条例(案)」として条例案を公表し、意見募集を開始しました。
なお、「必ずこのルールに従わないとダメ」とか、「既存の名簿を使っちゃダメ」とか、そういう条例ではありません。「このルールに沿って名簿をつくっていただければ安心ですよ」という条例だと考えていただければOKです。
・・・ただし、条例としては前代未聞であるのは間違いありません。
まったく新しいモノを創り出す作業であると同時に、非常に身近なテーマでもあるため、市役所での検討は多岐に及びました。「こういう場合もありえるのでは?」「こういうときはどうするの?」「逆に負担になりすぎないか?」などなど、あーだこーだと議論が繰り返された挙句の条例案。
今のところ12月議会に提出することを目指していますが、まだ、足りない視点や、課題があるかもしれません。意見募集での反応を見て、必要ならじっくり考えたいと思っています。
新たなモノを創り出す多岐にわたる議論に揉まれて、誰よりも苦労したのは総務部総務課の担当職員。苦労も乗り越え(←まだ終わってませんが)、非常にわかりやすい説明資料まで準備してくれて、本当にありがとうございました。
さて、ここからはこの週末に開催された中学校の体育祭ギャラリー。
天候が心配されるなか、先生がたのグラウンド復旧の努力もあって、週末2日にわたって市内全6校の体育祭が、無事、挙行されました。
僕自身も、スウェーデンリレーで走らせてもらって大コケしたり(・・・年齢を痛感)、玉入れでほとんどタマが入らなかったり、フォークダンスに出てちょっと照れたり、親子対抗の綱引きで生徒側の支援にまわったり、借り物競走で借りられたり・・・とってもとっても楽しませていただきました。先生がた、中学生のみんな、ありがとう!
なかには、幼稚園を招待しての微笑ましい共同種目なども。小学校の運動会とはまた一味違う迫力と、元気いっぱいにオトナへの道を突き進む、箕面の中学生の楽しくハッチャけた姿をどうぞ!








