なぜこんな話が出てくるかといえば、仕掛けてるのが手腕をいつも参考にさせていただいている武雄市の樋渡啓介市長だから。武雄市は、史上最高齢アイドルグループ「GABBA」をCDデビューさせるなど、かなりぶっ飛んだ動きを展開しています。
実は、このあたりからもインスピレーションを得ているのですが、現在、箕面市では文化振興事業団などと一緒に「箕面国際シニア演劇フェスティバル」を密かに(?)計画しています。
コトの起こりは劇団“すずしろ”から。
箕面には、箕面で生まれ育った“すずしろ”というシニア劇団が活動しています。・・・「シニア劇団」ってなんだ?って感じですが、入団資格が60歳以上というシニアでアマチュアの演劇集団。
僕が初めてご一緒したのは、昨年3月、文化振興事業団20周年記念事業「箕面山大瀧萌ゆる」でした。僕はこの劇に「村長」役で出させていただいたんですが、その絡み相手「村の長老集」を演じたのが“すずしろ”の皆さん。

そして、このシニア劇団“すずしろ”の目標は、なんとニューヨークのブロードウェイで公演すること。
完全に演劇素人だったじいちゃん・ばあちゃんたちが、NYブロードウェイで英語で公演するなんて、「は?この人たちホンキですか?」って感じですが、正真正銘ホンキなのです。実は、ついに今年6月12〜13日に、ニューヨークの「June Havoc Theatre」にて公演することが決まりました。すごい!
この“すずしろ”の皆さんからの強い想いがキッカケで、一緒に進めようとしているのが「箕面国際シニア演劇フェスティバル」。

そこで、こうした全国の劇団にもご協力いただいて、全国初のシニア劇団だけの演劇フェスティバルを開催したい。箕面からシニアの元気を発信したい。それが「箕面国際シニア演劇フェスティバル」です。
今のところ目指しているのは今年10月の開催。
ただし、アリガチな官製イベントにしたくないので、あくまで箕面市役所は人的協力。各方面から協賛・協力を募りながら、地域イベントとして成立させていくことを目指していますので、どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
今は、団塊世代の方々が地域に戻ってこられるタイミング。箕面市では、高齢者の方々や引退された企業人などの元気・経験を活かすべく、新年度には高齢者・シニア世代専門の相談窓口も作ろうと考えています。
また、「(仮称)箕面シニア大学」と称して、趣味・文化活動の仲間づくりや、地域活動・NPO活動・ボランティア活動につなげていけるような講座パッケージの開設も予定しています。
ときに地道な、ときに目を惹く、いろんなアプローチで、箕面は高齢者・シニア世代の元気を還流&発信していきたいと思っています。ぜひとも、引き続きのお知恵&ご協力よろしくお願いいたします。