箕面市は今年度で一気に小・中学校の耐震化100%を完了します。
なお、幼稚園・小学校・中学校の耐震化をすべて完了するのは大阪府内で箕面市が初めてとのこと。
それもこれも、
昨年のちょうど今頃に発表させていただいた「箕面市・緊急経済対策プロジェクト」のたまもの。耐震化だけでなく、クッサイと評判(汗)で念願だったトイレ改修も、太陽光パネルの設置も、体育館の改修も、国の支援措置を最大限に活用して、1年間で一気にすべての小・中学校の施設整備を実行します。
例年だと、箕面市が学校改修にかけている予算は1年あたり5億円くらい。それが今年度は51億円なので、だいたい10年分の改修。
今からおよそ1年前くらい、
市役所には特別に担当チーム(学校等大規模改修事業担当・総勢16名)を編成。小・中学校の先生方も全面協力。工期や安全対策はもちろんシックスクール対策なども含めて、(当たり前ですが)子どもたちに配慮しながらの工事となるため、落札した工事業者にも多大なご苦労をおかけしての事業。
地域の皆さんも、工事車両の出入りや騒音など煩わしいと思いますが、いざというときの避難所にもなる小・中学校なので、どうかご理解&ご容赦いただければと思います。
そして、今、
学校に子どもたちのいない(少ない)夏休みは工事の集中期間。
各校で一気に工事を進めている最中、進捗状況を見に行ってきたのでご報告です。
耐震補強の巨大な鉄骨(ブレース)を組み立てて(↑)、必要な教室にはめこんでいってます(↓)。下のフロアほど多く、上のフロアほど少なくなります。ちょっとブサイクになるのは残念ですが万全の耐震性能。・・・ちなみにちゃんと白く塗装するので、写真よりは見栄えはマシになります。
こちら(↓)はトイレをバラして全面改修中。僕は、子どもたちからも、保護者の方からも、直接「学校のトイレがクッサイからなんとかして」と言われたことがあります。・・・なので悲願のトイレ改修でした。
そして・・・これが公立の小・中学校のトイレか?!とビックリする出来栄え(↓)。
もちろん、使えるものは大事に使います。写真(↓)は、ドアや戸棚を塗りなおして乾かしているところ。教室はキレイになります。せっかくなので今後もキレイであり続けるように、子どもたちには大切にしてほしいなと思います。
フローリングになっていない体育館は、この機会に板張りに(↓)。つい先日、見に行った担当者が「体育館の床下がムキ出しだった」と言ってたんですが、短期間での工事業者さんのスピーディな作業に感服。
夏休み期間中だけ、教職員室は引っ越してもらってます(↓)。引っ越してる間に耐震化工事を終え、また戻ってもらいます。短期間で引っ越したり戻ったり、荷物が多いので先生方も大変ですが感謝!
新しく床を張りかえなきゃいけない部屋があったり(↓)。
もともとの床を削りなおしてピカピカに仕上げなおす部屋があったり(↓)。学校ごとに、棟ごとに、部屋ごとに、これまでの改修時期や耐震性能・構造もバラバラなので、古いものを新しくする場所や、新たに造りなおす場所など、一つ一つを判断しながら全小・中学校をリニューアルする大作業です。
それにしても、真夏の工事中の建物内はアッツい・・・。
関係者すべてに感謝しつつ、とにかく安全第一をお願いします。
キレイになった教室・トイレ。夏休みがあけたら、子どもたちがビックリして歓声をあげることを期待してます!
posted by 倉田哲郎 at 22:26
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