今の任期は2020年8月26日までなので、初就任の2008年8月以来、3期12年も務めさせていただいたことになります。
これまで、多方面にわたって仕事をさせていただきましたが、自分一人でできたことなど一切ありません。たくさんのかたがたのお力があったおかげです。(少し早いですが)本当にありがとうございました。

初めて箕面市長選挙にチャレンジした当初から、「街は10年単位で変化する」(逆に言えば、10年単位で腰を据えて取り組まないと変わらない)との思いがあり、その節目として「3期12年」と自らに課して臨んできました。
思い返してみると、自分のなかで期限を定めていたからこそ、全力を出しきってやってこれた、とも感じています。
当初は、悪化していた市の財政再建からのスタートでしたが、その後、子ども・子育て・教育分野への大幅な支援と投資、オレンジゆずるバスや箕面駅・桜井駅前のリニューアル、防犯カメラに象徴される治安対策、さらには、北大阪急行線の延伸実現などという大きな変化の先陣にまで立たせていただくこともでき、本当に充実し、燃焼しきった12年間でした。
ときどき、ゲリラ豪雨、大阪北部地震、そして吹田の拳銃事件など、肝を冷やす事象もありましたが、その都度(内心ではビビりながら)いろんな方々のお力添えをいただいて乗り切ってこれた感じでした。
職員からはよく「市長、こまかすぎ」と言われましたが、地域にお住まいの方々や、サービスの受け手の方々の感覚に(できる範囲でですが)添えるよう心掛けながら、そのときどきの課題解決にあたってきたつもりです。
住んでいることに(フワッとでいいので)誇りとか充足感とかを感じていただける箕面市となれるよう、また、少しでも箕面市で笑顔が増えるよう、街の成長の一助くらいにはなれていたらいいな、と思っています。
自分のなかで「3期12年」と定めてやりきってきた、ということが大きいです。
加えて、12年前にイメージしていた街の姿の多くがカタチとなり、今は、間近に控える新駅開業を契機に、この街が新たな展開を迎えるタイミングなので、次のまったく新しい10年は、また新しい視点でやってもらうのが良い、とも思っています。
このため、今期での終了を表明しました。
重ねてではありますが、これまでいただきました本当にたくさんのご厚情に心から感謝を申し上げます。
なお、自身の今後のことは決まってないのですが、少なくとも、第二の故郷となったこの箕面の地で、一市民として、家族とともに、皆さんとともに、街の四季折々を楽しみながら暮らしていくことだけは定まっています。(就職活動はこれからです(^^;))
とはいえ、8月末の現任期満了までは、気を抜かず十二分に職責を果たすつもりですので、いましばらく、引き続きよろしくお願いいたします。