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2013年12月19日

北大阪急行の延伸〜先行してちょっとだけ中間報告

長らく沈黙していましたが、北大阪急行線の延伸がようやく前に進む感触を得ています。
まだ最終調整中なので、詳しくはもう少しかたまってからまとめてご報告させていただきます。・・・が、当然、鉄道延伸には地元市の負担も必要で(新聞にいろいろ数字が載ってますし、その数字が正しいかどうかは別として)箕面市の財政は大丈夫か?というのを多くの市民の皆さんが心配されると思いますので、ちょっと先行してこのことだけ。

・・・結論を言えば、箕面市の財政は大丈夫です。

そもそも市長就任から5年かけて(苦労して)ようやく財政運営を復活再生し、例えば、子どもの医療費助成の拡大など新規投資までできるようになってきた現・箕面市の健全財政を、僕は絶対に崩しません。このため、2月の市議会に、将来にわたり健全財政を堅持する「財政運営基本条例」の提出を考えています。
そして、この条例のなかで、鉄道延伸の地元負担について、市が20年以上かけて積み立ててきた鉄道延伸基金(貯金)のほかは、残りすべてを競艇事業(ボートレース)の収益金だけでまかなうルールを定めてしまいます。(もちろん数字はシミュレーション済みです。)
つまり、将来にわたり皆さんからお預かりする税金での財政運営に影響を与えない仕組みを担保しつつ、鉄道延伸の準備を進めようとしています。どうぞご理解いただきますようお願い申し上げます。

なお、最終的には大阪府・箕面市・阪急・北急の4者がうまく合意する必要があり、そのギリギリの調整をしているのが現状です。そして、その過程で議会の判断も求めていくことになります。したがって、詳しくご報告できるのは、もう少し先になりそうです。
改めて、まとめてご報告させていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!
posted by 倉田哲郎 at 09:48 | TrackBack(0) | 活動日誌

2013年12月11日

「公教育」について感じてること

紅葉は楽しんでいただけましたか?
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さて、今、箕面市役所は、かなりの“教育シフト”です。
もちろん、他をおろそかにするわけじゃありませんが、ヒト・モノ・カネのリソースをかなり積極的に教育分野に投入しています。
理由はいくつかあります。・・・市長1期目の当初から「子育てしやすさ日本一」を掲げてきた僕にとって、子育ての本丸とも言える“教育”に力を入れるのは当然ですし、市長2期目の選挙公約にも3本柱の一つに「教育改革」を掲げました。それに、子どもたちへの社会投資は、絶対にムダにならないという実感もありますし、世間的な教育分野への関心の高まり(いじめや不祥事に端を発している部分もあるので良くも悪くもですが)という背景もあります。

・・・というわけで、僕が「教育」について何を考えているのか。なかでも箕面市や市町村が担当する“公教育”について、どこが課題で、どうすべきと思っているのか、ちょっとずつ書いてみようと思い立ちました。(もしかすると何回か書くかもしれません・・・?)

そもそも、(特に教育関係者から)「市長が教育に口を出していいのか?」「教育委員会の仕事じゃないのか?」みたいなことを言われることが(たまに)ありますので、その点を先に書いておきます。
日本の教育関係者(の一部?)には「教育委員会の政治的中立性」の意味をはき違えてる人がいます。政治にとって、教育は神聖不可侵ではありません。そもそも、予算(お金)は市長と議会にしか決定権はなく、かつ、予算(お金)がなければ教育委員会は活動できませんので、市長や議会と教育委員会は日常的に議論しながら動いているのが現実です。つまり、教育はいつも政治と接触しています。おまけに(当然ですけど)教育委員を任命するのも市長と議会です。
現行制度の「教育委員会の政治的中立性」というのは、政治が大きく振れたり思想的になったりしたときに、その影響を受けない(緩和する)ことができるという点に意味があるのであって、普段から政治と接触しない、政治が教育にモノを言わないということではありません。
・・・したがって、市長として(今までもこれからも)教育についても気兼ねなく発言しますので、そこはご了承ください。

ただし、ここからは僕の個人的なポリシー(感覚?)になるのですが、僕は“教育の中身”に大きく踏み込むつもりはありません。
なぜなら、僕は、僕自身が受けてきた教育しか知らないからです。その教育は僕にとって心から良かったと思えるものでしたが、それが万人にとって正しい(合う)かどうかまでの自信はありません。だから、箕面の子どもたちにどういう“教育”をすべきか、その内容や手法については、複数の人たちで悩んで決めてほしい。そう思ってます。
そして、こんな感覚の僕にとっては、教育委員会制度って(あくまで「ちゃんと稼動するなら」って厳しい条件付きですが)真っ当な制度だなぁって感じたりしています。

一方、“教育の中身”には大きく踏み込む気はないものの、僕は「教育現場を動かしている“組織や仕組み”」にはけっこう課題があると感じていて、たぶん僕の発言や活動の大半はこの“仕組みを改善する”こと”が中心になると思ってます。
教育の“中身”ではなくて、それを実現する教育委員会や学校とかの組織が「ちゃんと機能してるのか?」「自律的に改善するシステムになってるのか?」といった“仕組み”の部分。・・・これを改善するのは、実際に組織運営を経験してる立場からのアプローチでなければ難しいし、当然、ダイレクトに予算も関わるので、ここに僕の働きどころがあると思ってます。
“仕組み”を改善していくことで、ひいては結果として“教育の中身”も良くなっていく。僕はそう信じて仕事をしています。

・・・って書きましたけど、“教育の中身”とか“組織や仕組み”とかって、なんのことを言ってるのか抽象的でわかりにくいですよね。だから、いくつか事例を。
(※ 以下は、過去とかの事例なので必ずしも現在の箕面市教育委員会ではありません。)

例えば、数年前、箕面市教育委員会は運動会の徒競走(かけっこ)で“等旗”(1位、2位とかのフラッグ)を使うことを方針化し、予算化して購入までしましたが、その後も数年間にわたり一部の学校の運動会では使用されてこなかった実態があります。
この場合、僕は「等旗を使うことの是非」にどうこう言うつもりはありません(その時代の教育委員会が議論して決めればいい)。でも、「教育委員会が方針化したことをなぜ学校が守っていないのか?」という“組織ルールが破綻していること”のほうに強い関心と問題意識を感じ、この点を是正しなきゃと考えます。

また、(これは他市で聞いた話ですが)例えば、校長が意思決定しているのに、その校長判断を職員会議が覆して実行しないという事象を仄聞しました。
(事実確認していないので、あくまでそうした事実があったとすればですが)僕は、その意思決定の内容をとやかく言うつもりはありません(そのときどきの教育委員会が是非を判断すればいい)。でも、上司の決定を部下が覆す(ボイコットする)ことがまかり通っているとすれば、その組織文化に強い疑念をもちますし、なぜそうなってるのか、どう改善していけばいいかに強い関心と問題意識をもちます。

また、これも例えばですが、ある小学校では卒業までに必ず25メートル泳げるようにすることを目標にして徹底的に頑張っているけれど、別の小学校ではそういう目標もなく子どもたちが泳げないまま卒業していきます。
僕は「水泳の目標を25メートルに設定すべきかどうか」にモノを言うつもりはありません(教育委員会で時代ごとに適切な目標を議論すればいい)。でも、同じ箕面市の小学校で、同じ教育委員会の傘下にありながら、学校ごとの到達水準に大きな差異があっていいのか?統一的な最低水準を担保するルールや仕組みが必要なんじゃないか?バラバラでいいなら、そもそもなんのための教育委員会か?という仕組みのほうに疑問をもち改善を考えます。

例示なのでうまく伝わるかわかりませんが、僕の「“教育の中身”でなく“教育現場を動かす仕組み”に課題意識がある」というのは、そんな感じ。

こんな事例ばかり書き綴っていると、すぐ「中央集権的な思想だ」「すべて指示に従えというのか?」「学校・先生の教育の自由が奪われる」などと批判する人も(ごく一部に)いるんですが、そういう方々には、僕らが携わっているのが私立ではなく“公教育”であることを忘れないでいただきたい。
公教育である以上、担当エリアにいるすべての子どもたち(僕の場合は箕面市の子どもたち)に平等に一定水準の教育を保障するのが、最低限の使命です。教育委員会の方針決定も、組織間の秩序も、組織内のルールも、すべてはそのためにあるのであって、個々の学校や先生の自由や個性というのは、それらをすべてクリアしたうえで発揮されるべきもの。
・・・普通の組織だったら当たり前のそのことが、ちゃんと実践できているのか、仕組みがちゃんと機能しているのか。僕は現行の「公教育」について、そのあたりに強い問題意識と疑義を感じています。

先般の「保護者が中心となる新しい教育委員会へ」も、そういう仕組みや体制を整える問題意識からのアプローチの一つ。日本教育新聞さんが記事にしてくれましたので、ここにご紹介しておきます。(クリックで大きくなります↓)
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僕は、この世に「唯一無二の正しい教育」があるとは思っていません。
教育は国家と不可分ではいられないし、時代とも不可分ではいられない。思想だって無関係ではないし、教育手法だって方法論がたくさんある。それに、1人の子どもが育つまでには年月がかかるし、その子どもたちが一時代を築くまでにはもっと歳月がいる。・・・教育は時代をまたいだ長期戦です。
だから「今、僕が個人的に正しいと思う教育をやる」のではなくて、「その時代その時代で最善と思われる教育の内容・手法が選択されて、ちゃんと実行されていく“社会の仕組み”」を整えることにどうしても強い関心をもつのです。

(続くかも?)
posted by 倉田哲郎 at 11:04 | TrackBack(0) | 活動日誌

2013年12月03日

消防・警察“合同”歳末警戒発隊式2013

12月1日、青空の下、箕面の消防・警察の歳末特別警戒部隊「合同」発隊式が挙行されました。
警察と消防が“合同”で発隊式をやってるのって、実はすごく珍しいんです。
(そもそも消防は市、警察は府ですし・・・。)
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(凛々しい背中は、一日警察署長・消防長の西川忠志さん)

僕が市長に就任させていただいたのが2008年8月だったんですが、就任してすぐの頃、当時の箕面警察署の吉喜署長と「消防も警察も、もともとそれぞれに歳末特別警戒をやってる。どうせやるなら一緒にやって、頑張ってる姿をたくさんの人たちに見せよう。」と意気投合して、その年の12月から合同での挙行をスタート
以来、現在の佐薙箕面警察署長に至る歴代署長にご協力いただき、今年が6回目になりました。

「継続はチカラなり」とはよく言ったもので、試行錯誤を繰り返しながらも地道に6年も続けていると、それなりに認知されるようになり、今年は週末の晴天という好条件にも後押しされ、本っっっ当にたくさんの人たちにご来場いただきました。
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当初の「頑張ってる姿をたくさんの人たちに見せよう」という想いもカタチになってきたかな・・・と。

なかでも僕は、社会のオトナが頑張ってる背中を子どもたちに見せることって、とても大切なことだと思っているので、子どもたちがたくさん来てくれたのが特に嬉しかったです。
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世の中にはいろんな仕事がありますが、特に警察や消防など、体をはって身を賭して誰かを守る人たちには、やっぱり子どもたちにとって正義の味方であり、ヒーローであり、憧れの存在であってほしい。憧れの気持ちがあってこそ後進が続き、次の時代の小さなヒーローたちが誕生し、社会が守られていくんだと思います。
きっと、会場に来てくれた子どもたちのなかには、将来のおまわりさん、将来の消防士さん、そして、誰かを守る仕事に就く人もたくさんいることでしょう。・・・そんなわけで、式典の最中も子どもたちのキャーとかギャーとか騒ぐ声が背後に聞こえてくるのは、個人的にとっても嬉しかったりしました。
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今年は箕面市民でNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」にも出演している西川忠志さんに“一日警察署長”と“一日消防長”の一人二役を担っていただきました。
実は、お父さんの西川きよしさんも30年くらい前に箕面市で“一日消防長”をされたことがあるとのこと。親子2代にわたって一日消防長というのは、全国でも例がないかも(笑)。
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式典の演奏は第一中学校の吹奏楽部。子どもたちに大人気の曲を中心に盛り上げてくれたので、会場は、たくさんのかわいい手拍子に包まれました。
消防ヘリコプターの進入が低空すぎて(迫力の大サービス?)会場が砂嵐に見舞われるというハプニングもありましたが、それも含めて消防車・救急車・パトカーの勢揃いや、はしご車体験コーナーなど、子どもたちも大興奮。
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当日の写真はこちらの「撮れたて箕面ブログ」にもたくさん。ぜひリアルな空気感をどうぞ!

警察隊員・消防隊員のみなさん、おつかれさまでした。そして、年末に向けて、両組織で一丸となって地域を守っていただくよう、どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 倉田哲郎 at 21:52 | TrackBack(0) | 活動日誌

2013年08月22日

16%って多い?少ない?〜箕面の“農業×給食プロジェクト”の挑戦

来月(9月)からスタートする箕面市の中学校給食で、食材(野菜)総重量の16%(約1.3トン)“箕面産”野菜でまかなう見通しがつきました。
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地産地消率16%?・・・「なんだ、その程度?」って思う人も多いかもしれません。

でも、昨年同月の小学校給食をみてみると、実は箕面産0%、大阪産でも0.5%というのが実態。
・・・これまで箕面市教育委員会は、小学校給食で「地産地消を原則として、豊能地区、大阪府、近畿の優先順位で給食食材を調達しています」と標榜してきたにもかかわらず、です。

それもそのはず。当たり前ですが、学校給食は「全校」「毎日」です。つまり、必要な食材の量というのはすさまじく膨大。例えば、中学校6校の給食に使う野菜の総重量は1ヶ月だけで8トン以上、Mサイズのジャガイモ(1個100グラム)だけで換算すると80000個以上にあたります。・・・もっと密度の低そうなレタスとかで換算したら、いったいトラック何台分になるのか想像もつきません。
この圧倒的な必要量に対して、農業王国でもなんでもない大都市「大阪」が生産して市場に流通させている野菜の量はかなり極小です。もちろん、田畑が残っているとはいえ住宅都市「箕面」の小ささは言うまでもなく・・・。だから、できるだけ近隣から調達することを意識しても、箕面産0%、大阪産0.5%のレベルにとどまっていました。(参考:箕面市学校給食の産地公表

この数字からすると、来月の中学校給食で、大阪産でなく“箕面産”だけで地産地消率16%達成というのは「もう驚異的というほかない」というのが僕の率直な感想です。これを実現させたのは、今年4月に発足したばかりの「箕面市農業公社」と、それはもうハリキッテ全面協力してくれた箕面の農業者の皆さんです。本当に感謝。

・・・さて、ここで核となる役割を担った「箕面市農業公社」とはなにか?
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住宅都市である箕面にとって「緑」は強力なシンボルです。
北側に連なる山並みはもちろんですが、市内各所に残る田園風景もその大きな要素。大阪都心部からこれだけ至近にもかかわらず、豊かな田園風景に囲まれた穏やかな住環境は、なにものにも代えがたい箕面の都市イメージの源泉です。

だから、多くの箕面市民は「田園風景を守ってほしい」と言います。

でも、箕面のような都市近郊の農業は、土地も小規模で、まとまった生産量があるわけでもなく、地権者の方々にしてみれば田畑を維持する苦労は生半可なものではありません。しかも、箕面市の農業者の多くは“兼業農家”で、普段は別の仕事をお持ちの方ばかり。
「それでも代々受け継いできた土地を守りたい。」・・・箕面の田畑の多くは、そんな地権者の“気概”だけで維持されているといっても過言ではありません。人件費などまかなえるわけもない現実のなか、仕事の隙間やたまの休日を使っての農作業も、その気概だけに支えられてる現実があります。
そして、どんなに気概があっても、個々の事情がそれを許さないこともあります。息子の世代は「農作業なんてムリ」というケースだって多いです。そうやって、少しずつ確実に田畑が消滅していきます。
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「田園風景を守れ」と口で言うのは簡単です。でも、農業者に献身を求めるだけでは解決も持続もしません。
では、本当に田園風景を守り続けるにはどうしたらいいのか?・・・僕は、農業者のボランタリーに依存することから少しでも脱却して、ちゃんと農業を“業”として成立させることをめざすしかないと考えました。

「農業を“業”として成立させる」とはどういうことか。
それは、とてもシンプルなこと。「田畑で生産されたものが、ちゃんとお金に換わる」ということです。
つまり、誰かが野菜を買って食べるしかありません。
ここで着目したのが、ちょうど開始しようとしていた「中学校給食」だったのでした。

前述のとおり給食が必要とする食材量は膨大・莫大です。この調達の原資として、保護者から「給食費」をお預かりしていますが、これまではすべて食品流通業者に支払っていました。このほんの一部だけでも(食品流通業者を介さず)箕面産野菜の買取に振り向けられればいい。
それと、地元の農業支援だからって、わざわざ高く買う必要はない。なぜなら、食品流通業者を介さなければ、中間マージン(流通コスト)が減るので、結果として市場と同じ調達価格でも農業への還元率はあがるから。つまり、市場と同じ対価で、同じ量が調達できればいいのです。・・・これが発想の原点です。

中学校給食と地元農家をつなぐ。
この役割を担う存在として構想し、今年4月に発足させたのが「箕面市農業公社」だったのでした。
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箕面市農業公社の役割は、中学校給食のスタートにあわせて独自の流通経路を構築し、田畑を安定稼動させること。その仕事は、具体的には2種類に大別されます。

1つめの仕事は、近所の農家さんたちの生産物を一手に引き受けて学校につなぐ受発注業務。
市場に流通させられる美しく整った野菜は、実際の生産量の一部です。これまで、曲がったキュウリは市場に出すこともできず、農家で自家消費されるしか道はありませんでした。
でも、大量調理の給食ならちゃんと受けとめることができます。曲がってても、目の前の畑で作られた安心感と美味しさには、対価を払う十分な価値があるはずです。

そして、もう1つの仕事は、農家から耕し手のいない遊休農地を借り受けて、自ら耕してしまうこと。もちろん、ここで生産された野菜たちも学校給食の供給源となります。
発足して間もない箕面市農業公社ですが、8月までの4ヶ月で箕面市内の遊休農地(約3.5ヘクタール)の約3割(約1.1ヘクタール)を借り受けて、農地としての再生をスタートしています。一部では、すでに中学校給食に提供する野菜も栽培しており、今後さらに給食への“箕面産”野菜の提供が拡大します。

チャレンジはまだまだ始まったばかり。きっと、うまくいくことばかりじゃないとは思います。でも、スタートは上々。
この仕組みがうまくまわっていけば、保護者からお預かりする給食費が、ダイレクトに近所の田畑を守り育てていくことになります。
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子どもたちの目の前には、学校の帰り道におっちゃんが耕してるようなリアルな近所で育った野菜が、校内の給食室で調理されて並びます。たくさんの人が紡いだ連鎖の果てに、毎日、自分たちの口に食べ物が入る。子どもたちは、きっと何かを感じ、何かを学んでくれると思います。

農業者の方々にとっては、作ったら作っただけちゃんと買い取りの対象になるという安定メリットがあります。でも、そのメリット以上に、「すぐそこの学校の子どもたちが食べるなら!」とハリキッテくれた農業者の皆さんの“心意気”がなかったら、半年足らずで地産地消率16%というミラクルはありえませんでした。重ね重ね感謝です。
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・・・そして、都市部ながらも目に優しい豊かな田園風景が維持されること。これは箕面市にとって大きな大きなプラスです。

それと最後にもう一つ。・・・この“農業×給食プロジェクト”は、「先に献立を作って必要な食材を発注する」のではなく、「来月に生産される食材から献立を構築する」という、献立づくりの発想を大逆転してくれた学校の栄養士さんたちの知恵と努力抜きには語ることができません。これからもよろしくお願いします。

そんな裏方の努力もクロスしながら、箕面市の“農業×給食プロジェクト”は試行錯誤を続けます。
詳しくは、ビジュアルな写真でオススメの農業委員会事務局のブログをどうぞ!
これからも箕面市農業公社と農業者の皆さんへの応援よろしくお願いします!
posted by 倉田哲郎 at 20:53 | TrackBack(0) | 活動日誌

2013年06月20日

箕面:東洋経済「住みよさランキング」今年も大阪1位!

気づいたら6月。39歳になってしまいました。
30代のラスト。いろいろありますが突っ走っていきます!

さて、今年もまた嬉しいことが一つ。
東洋経済新報社「住みよさランキング2013」が発表され、昨年と同じく箕面市が大阪第1位に輝きました!
全国ランキングでは26位となり、昨年(33位)から7ランクアップを果たしました。
箕面市長という立場からすればこれほど喜ばしいニュースはありません。

集計方法は、財政指標とか行政の動きによるものもありますが、市民一人ひとりに関する指標や周辺環境なども含んだ総合評価となっているので、まさに箕面のポテンシャルと、たくさんの方々のおかげと思ってます。
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こういうニュースで一喜一憂してると笑われるかもしれませんが、僕の仕事にとってはものすごく大きなこと。
これからも市役所一丸となってがんばります!
posted by 倉田哲郎 at 16:41 | TrackBack(0) | 活動日誌

2013年03月17日

保護者が中心となる新しい教育委員会へ

箕面市では、昨年11月、教育委員会の“過半数”の委員を「公募」しました。
これは、他市の学校で起こった事件への教育委員会の対応などをきっかけに、ニュース報道などでもいつになく教育委員会のあり方への疑義があがっているという背景もありますが、僕自身が市長1期目の4年間を経験してきて、市町村の教育委員会は、大所高所から論じるだけでなく、もっと当事者に近い存在であった方が、教育政策にとっても、子どもや保護者のためにもいいと強く感じてきたからです。・・・保護者自身が教育委員になり、高い切実感・緊迫感をもって教育委員会を動かしていくほうが絶対にいい。

正直、「応募してくれる人なんているんだろうか」「何人くらい手をあげてくれるんだろう」と不安もあったのですが、教育委員の公募には34名の応募をいただきました。
・・・実は、大阪市が、ほぼ同時期に同じように「保護者」を条件として教育委員を公募していたのですが、大阪市では“応募者ゼロ”で募集期間が延長になったとのこと。熱意ある箕面市の保護者の皆さんに本当に感謝です。(・・・たくさんの応募があって、正直、ホッとしました。)
4次にわたる選考をさせていただき、最終的に4名の方に教育委員をお願いすることにしました。当初は公募枠3名の予定だったのですが、選考を経るなかで、自信をもってお願いしたい人材と感じたので4名としました。

教育委員会というのは、箕面市の教育のすべてを仕切る重要な存在です。
すべての市立小中学校の管理執行権限はもちろんのこと、幼稚園や子育て支援センター、はたまた生涯学習まで。そして、(一度、任命した後は)その権限は市長からも独立してますので、そのあり様はなおさら大事。
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そんな教育委員会に僕が望むイメージは、理性的であり実行力がありながらも、子どもたちのためならときには衝動的にでも強く動けるような存在。とにかく子どもたちのことを切実に考え続けて積極的に悩み、ときに果敢に判断して行動していくような存在。そして、その感覚は子どもを切実に思う保護者や一般の方とできるかぎり同じ目線で同じ感覚で行動する存在。
・・・もっと言えば、(僕もそうですし、誰にとっても)自分の子どもを預けても大丈夫と感じられるような存在であってほしい。

そこで、僕が新たに描いた教育委員会の設計図は、理性的な要(かなめ)として教育分野に精通した人材を教育委員長に据え、事務局を取り仕切る実務能力(と実行力)に長けた人材を教育長においたうえで、その2名以外の枠をすべて緊迫感をもつ当事者(保護者か、地域で子育て活動をしている人)で占めてしまうというもの。
この「当事者」にあたる人材を広く一般から求めたのが今回の公募でした。

(※)念のためですが、「“保護者”を教育委員にする」と聞いて、いわゆる“モンスターペアレント”的なものを想像し危惧する人がいるようなので、それは明確に否定しておきます。そんな人がいても選考しませんので。保護者として当たり前の切実感を持ちつつ、全体のことも考えられるような人材が、箕面にはたくさんいます。・・・皆さんの身の回りにいるような普通の方々です。

教育委員会の人数は、法律で5名と決まっていますが、条例で増やすことができるので、今回の議会で教育委員会を6名にする条例案を提出しています。成立すれば、「公募委員4名+学識経験者2名」のバランスよく力強い教育委員会ができあがります。
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(すでに一部で報道されましたが)教育委員の候補としては、まずは今回の公募で選考した大橋亜由美さん、野敦子さん、丹澤直己さん、中享子さんの4名。30代〜40代で(意図したわけではないのですが)すべて女性になりました。いずれも親としての感覚が強く、それでいて問題意識も高い、非常にバランスのとれた多彩な皆さんです。
そして、教育委員長候補としては、前・豊中市教育長で、箕面を含む3市2町の教育人事権の委譲などの中心として活躍してきた山元行博さんを。また、教育長候補としては、これまで市長政策室長として箕面市役所の実務を仕切ってきてくれた具田利男さんを。
この6名を教育委員人事として今回の議会に提案し、4月から新体制に移行したいと考えています。

個人的には、現時点で最強の布陣と自負しています。
いずれも行儀よくチーンとおさまってる雰囲気ではありませんので、教育現場にも頻繁に赴き、箕面の子どもたちのためにガンガン仕事をしてもらえるものと期待しています。

なお、もともとは前任の教育委員さんの任期満了ごとに、段階的に新委員に入れ替わっていくことを想定していました。ところが現在の小川修一教育委員長が、今回の改選趣旨に強く賛同してくれて、委員長ご自身が公募委員4名の選考作業にも携わってくださいました。そのうえで、バラバラと新体制に移行するのではなく、卒業式・入学式の間の年度の切れ目で引き継ぐのが望ましいと、委員長が他の任期満了近い委員さんと調整してくださったため、4月から新体制に移行することになりました。
現在の教育委員の皆さんは、全小中学校の耐震化、中学校給食の導入、箕面子どもステップアップ調査の導入、大阪府からの教育人事権の委譲などなど、本当にいろんな新機軸を強力に進めてくださいました。
・・・小川委員長も、あまり型にハマったことが好きでない気質とのこと。そんな柔軟さがあったから、「保護者中心の教育委員会」という新たな次元に円滑に移行できたんだと感じます。最後まで素晴らしい仕事をしてくださった現在の教育委員さんたちに、本当に感謝です。

4月1日からの新・教育委員会。バリバリやってくれるのを期待しています。
ほとんどが公募委員になりますので、市民の皆さんにとって身近な方や、同じ感覚の方ばかりと思います。どうか、同じ目線で教育委員会への応援よろしくお願いします!
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2013年02月21日

箕面市の新年度(H25)予算案

平成25年の箕面市議会がスタートしました。
初日の今日は、施政方針を述べたうえで、新年度(H25)予算案を提出。この後は、市議会の「会派」ごとの代表質問というのが行われて、それから各分野の委員会にわかれた審議に入っていくことになります。
今回、提出した新年度(H25)予算案の詳細はこちらに資料を掲載していますが、一番コンパクトにまとめたのは“コレ(予算)”“コレ(方針)”の2枚(A3)です。

初めて市長に就任させていただいてから通算5回目の予算編成作業になりました。
市長2期目の最初の予算案ですが、この5年間ずっと一貫するスタンスは変わらず、今回も、財政規律を守り(=子どもたちの世代にツケをまわさない)、それでいて緊縮せず、積極投資も仕掛けるかなりメリハリのある予算案に仕上がりました。

まず、箕面市の最大の財政課題である「経常収支」。つまり“収入と支出のバランス”のことですが、新年度も1.0%改善し、今回で3年連続の改善、5年連続の経常黒字を達成することができました。V字回復ぶりはグラフのとおり。
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次に、箕面市の“貯金”にあたる「基金」。
今回、この10数年間では初めてのことなのですが、一切、基金を減らさずに予算編成できました。結果として、5年前と比べて基金残高は約17億円増やす(貯める)ことができています。これもV字回復。
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そして、箕面市の“ローン”にあたる「市債」。
今回も、新たな市債発行は抑制し、過去の市債の繰り上げ償還(返済)もできたので、市債残高を約7億円削減しました。5年前と比べて市債残高は約21億円減らすことができています。
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今回の予算案は、(1)収支バランス(経常収支比率)は3年連続の改善&5年連続の経常黒字を達成し、(2)基金(=貯金)に頼らない予算編成を果たし、(3)市債残高(=ローン)も圧縮する、という、総じて高いレベルで財政規律を堅持することができました。単年度の視点だけで見ればかなり完璧に近い財政規律です。

・・・ただし、今回の予算案であっても、箕面市が従来から依存している「臨時財政対策債」という不安定な国の財源からは、まだ完全に脱却はできていません。特に、社会保障関係費(扶助費)の伸びが予想以上に大きく、せっかくの財政改革の効果が削がれているのも現実です。
先日、箕面市が公表したかなりドラスティックな公務員制度改革などを実行して、このまま気を抜かずにいけば、不安定な国の財源に頼らない完全な収支均衡に到達する見通しはもっていますので、どうか引き続き市民の皆さまにもご協力・ご支援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

この5年間で、ここまで財政改革が大きく進んだのは、補助金の見直しなど市民の皆さまにご協力&ご理解(「しょうがないなぁ」というのも含めて)をいただいてきたおかげです。
今の世代のツケを子どもたちの世代にまわさないというのは、今を生きるオトナの最低限の誠意と責務だと思ってます。皆さまのご理解に心から感謝申し上げます。

さて、毎年書いてますが、ただ一律にカットするだけなら誰でもできることで、大切なのは、削減と投資をどう両立させていくかです。・・・新年度も、必要なところには大胆に踏み込んだつもりです。例えば、
  • 木造住宅の耐震診断の無料化や、地域の公園の防災ステーション化
  • 子どもの医療費助成の大幅拡大(中学校卒業まで・所得制限なし)
  • 小児インフルエンザ予防接種への助成制度の新設
  • 小学校の放課後に子どもがプログラムを選んで参加する「新・放課後モデル事業」(2校)
  • 通学路の歩道改良・拡幅や自転車専用道の整備
  • 北大阪急行線の延伸準備(事業化合意後の実施設計・周辺道路整備)
  • オレンジゆずるバスの本格運行(5月スタート)&日曜・祝日の買い物ルートの新・社会実験
  • 小野原図書館、多文化交流センター、新・松寿荘、子育て支援センターなどのオープン
などなど。また、地味な話ですが、5月から市役所でのパスポート発給事務のスタート、10月から水道料金のクレジットカード(ネット決済)の取扱い開始、来年2月からの市役所窓口の土曜営業のスタートなど、時代にあわせた市役所のサービスもがんばります。
詳しくはこちらにまとめてありますが、こうした予算編成も新しいサービスも、すべては真面目に頑張ってくれている市役所職員あってのこと。相変わらず世間では公務員へのお叱りも多いですが、頑張ってる職員もたくさんいますので、ときどきは「頑張れ」と声をかけていただけると嬉しいです。

なお、今回の市議会には、この新年度予算だけでなく、国の緊急経済対策に対応した補正予算案も追加提出していくことになります。詳細はまた公表資料を出しますが、例えば、全小学校へのエアコン配備や、消防無線のデジタル化東生涯学習センター駐車場の大幅拡張などなど、いろいろ準備しています。
国の経済対策のときは、もともといつかは箕面市でやらなければならない事業を、国の大幅な支援を受けて、まとめてやってしまうチャンスなのです。うまく活用すると箕面市の将来の財政負担がものすごく楽になるので、これもがんばります。

そんなわけで、今回の市議会も盛りだくさんの議会審議になります。
ちゃんと議決していただき、早期に実現できるよう、全力でぶつかります。
posted by 倉田哲郎 at 19:56 | TrackBack(0) | 活動日誌

2013年02月17日

「市長が建築違反」という怪文書について

昨晩の深夜帯、箕面市の公式ブログ(撮れたて箕面ブログ)に、「市長宅の建築違反と市議会での虚偽答弁に関する公益通報のお知らせ」と題した記事が不正に掲載されました。これは市が掲載したものではなく、第三者がシステムに不正にアクセスし無断で書き込まれたものです(記事はすでに削除し、パスワードなども対策済みです)。

いわゆる「怪文書」と呼ばれる根拠不明の糾弾文書の類が新聞社や議会に投げ込まれるのはよくあることで、今回の件も昨年末に新聞社や議会に送られていました。一部の市議会議員がチラシでとりあげたりもしていたようで、これもよくあることなので受け流していました。
でも、今回は「市の情報資産である公式ブログが不正掲載される」という明らかに一線を超えた行為なので、こちらで経過を報告するとともに、市としても対応を考えることにしました。

まず、ご存じない方がほとんどと思われるので、僕への糾弾内容をご紹介しておきます。
僕は一昨年〜昨年にかけて箕面市内で自宅を建てました。この自宅は、東面・北面・西面の3方を細い道路に囲まれている形状の土地で、このうち東面・北面は法令どおりに道路拡幅のための後退をしていますが、西面だけは法令の対象外であり(=つまりルールどおりに)後退していません。
この「西面を後退していないこと」について、「(1)市の行政指導に従わなかった(指導違反)」「(2)『指導がなかった』と市議会にて職員に虚偽の答弁をさせた」というのが糾弾文書の内容です。

いずれも事実無根としかいいようがないので、ここで書いておきます。

まず、一点目の「(1)市の行政指導に従わなかった(指導違反)」という話ですが、事実経過からすれば、僕(と設計事務所)がこの土地の周辺道路の状況を市(担当課)に確認したのは、そもそも土地を購入する前のことです。
このとき、北面・東面は法令どおりなので後退が必要なのは明らかでしたが、西面の道も細いので、一見、後退指導の対象になるのではないか?という疑問があり、確認をしました。結果として、指導すべきものでもなく後退不要と確認されました。簡単に言えば「西面の道は細いけれど、沿道すべての家が東面の道にも接しており(=2本の道に挟まれたブロック)そっちが法令で拡幅されていくので、西面は法令以上の後退は不要」という理由です。
このほか土地にまつわる他の諸条件などを確認してから、土地の購入手続を進め、あとは淡々と(設計事務所が)建築手続を進めたというのが経過なので、そもそも事実無根です。

次に、二点目の「(2)『指導がなかった』と市議会にて職員に虚偽の答弁をさせた」という話。これは事実関係が上記のとおりなので、そんなことあるわけありません。

なお、今回の件で、僕が唯一つけこまれる可能性をつくった「非」があるとすれば、昨年12月に市議会で増田京子議員が「市長宅は指導違反ではないか?」と唐突に質問をし、僕が上記のように明快な答弁をしなかったことです。
こればかりは言い訳でしかありませんが、およそ2年前の出来事で、しかも土地を購入する前の細かい確認事項の一つについて、なんの前触れもなく唐突に質問されたところで正確な答弁などできるわけがありません。「問題なかったはずだけどな〜」と思いつつ、設計事務所が独自になにかやりとりしてるかもしれないし、そんな曖昧な記憶だけで答えても、もし違ってたら今度は「虚偽の答弁をした」とか言われますから。
そこで、「西面は後退してません」という事実だけを答えたところ、鬼の首をとったように「市長は指導違反を認めた」とかなったわけです。・・・いや、ぜんぜん認めてないんですけど。

それと、この件については執拗かつ悪意を感じる事象もありました。
実は、昨年末から今年にかけて、善意の第三者をよそおった問合せが市になされています。僕の自宅の向かい側の住所を示して家を購入したと騙って、道路拡幅の要否や、向かいの家(=僕の自宅)には指導があったのかどうか?などを執拗に問い合わせたケースでした。
ちなみに、市への問合せなどは当然プライバシーを守る必要があり、守秘義務もあるので、仮に僕が職務上知りえて、かつ、それが虚偽なのが明らかだったとしても、絶対に漏らしませんし、調査することもありません。
それでは、なぜこのブログで今これを堂々と書けるかといえば、昨年12月の市議会で増田京子議員が「市民が担当課に問合せたメールの答えがおかしい」ととりあげたからです。これを不審に思った他の市議会議員がその家の所有者(=つまり僕のお向かいさん)に直接確認したところ「売った事実もないし、売る気もない」と怒っており、それで虚偽なのが判明しました。
その後、(僕が向かいに引越してきたばかりにご迷惑をおかけしてしまい大変心苦しいのですが)この方は市に「今後、うちの家のことで問合せがあっても回答しないように」と申入れをされています。

以上が、今回の糾弾についての内容と経過ですが、この事実無根の糾弾文書が「箕面市職員」「箕面市受託事業者の従業員」を名乗る「公益通報」と称して、昨年末と今年の2回にわたって新聞社・市議会・市窓口に送られてきました。
こうした怪文書はよくあることですし(僕も過去に何度か変な文書をまかれています)、たしかに僕の自宅横の道は細いので、そう誤解する人もいるだろうなぁと思いますし、また、誤解した職員が自分が正しいと信じて正義感からやっているという可能性も(かなり低いでしょうけど)なくはないと思って、これまでは受け流していました。

しかしながら今回は、「箕面市が要綱を定めて設置している公式ブログ(市の情報資産)に不正にアクセスして無断で書き込む」という、明らかに一線を超えた行為です。
ブログのパスワードは調べようと思えば業務上どの職員も知りうるため、今回の不正掲載を行ったのが「職員」なのか「職員からパスワードを知った第三者」か今はまだわかりません。
「ブログのセキュリティの問題では?」と感じる人もいるかもしれませんが、それはちょっと違います。職員なら誰でも公用車を使えるのと同じであって、だからといって公用車を違法に使ったり、人に貸していいというものではなく、それは物理的なセキュリティではなくルール(法令)で守られるものです。(・・・まあ、これからは少しは物理対策もしなければいけないと思いますけど。職員を疑わなきゃいけないことほど情けない話はありませんが。)
明らかな市の手続違反であり、もし第三者ならば不正アクセスも加わります。悪意をもった攻撃の意図としか考えられないので、さすがに今回は看過できず、市としても刑事手続も含めて検討し、あわせて、このブログで経過をご報告することにしました。

僕は静岡出身の東京育ち。市長に就任させていただいてからもずっと借家だったので、ちょっとアウェイ感もあり心苦しく思っていたのですが、昨年の引越しで「ようやく本当の意味で箕面に土着できたかなー」などと喜んでました。それが、こんな形で水をかけられるとは。
ちなみに、他の同世代の人たちと同じく、自宅の購入は35年ローンなので、まだまだがんばって働かなきゃいけない38歳です。この仕事をしている限り、ときどき変な怪文書が流されるのは宿命みたいなものですが、できればそうしたものを目にされても、ちゃんと真贋を見極めていただきますよう、今後ともよろしくお願いいたします。
posted by 倉田哲郎 at 12:33| 活動日誌

2013年01月14日

華やかに成人祭

今年も恒例の成人祭。
鮮やかな晴着の前では、滴る雨だって演出の一つ。
今日は参加数・参加率ともに昨年より多い、盛大な成人祭となりました。
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今年は、関西代表として全国大会に出場した箕面市青少年吹奏楽団、オリンピック選手の廣田遥さん、4月に日本代表として世界大会に出場する箕面高校ダンス部、箕面J-POP大使のLuckDuckなどなど、お祝いのパフォーマンスに参加してくれる出演者も箕面づくし。・・・小さな箕面なのに、箕面ゆかりでえらくブ厚いメンバーが揃いました。
さらに、箱根駅伝で東洋大学チームとして活躍している箕面出身の田口雅也さんが、今年は新成人として参加してくれていたので、この場をかりての箕面市長表彰!
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僕から新成人への挨拶では、「一度、東日本大震災の被災地に行くこと」と「ご両親など保護者に“ありがとう”って言うこと」の2つをお願いしました。それで何を感じるか、考えるかはそれぞれでいい。
これまで「人に守られる側」だったのが、「人を守る側」に変わるのが成人するということ。自分で考えられる大人になってほしいと思います。

式典は、市役所の1年目の職員たちが企画してしきってくれてます。一番、気持ちが近いので。
参加者がかなり増えたので、ゆずるも埋もれてしまうくらい(笑)。
この写真に「滝ノ道ゆずる」がいるの、わかりますか???
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こんな素晴らしい成人祭ができたのも、これまで成長を支え、見守ってきた、たくさんの人たちのおかげ。
今日の成人祭も、当時の小中学校の担任の先生方をはじめ、たくさんの教育関係の方々が携わってくれてました。そして、抽選会の280点の賞品は、すべて箕面市内の企業や商業関係の方々からのご寄附です。

箕面市は、市をあげて新成人をお祝いします。
本当におめでとう!&がんばれ!
posted by 倉田哲郎 at 19:39 | TrackBack(0) | 活動日誌

2013年01月03日

消防出初式2013

2013年の幕開け!
新年おめでとうございます!

本日1月3日は最高に穏やかなお天気に恵まれての毎年恒例の消防出初式。
今年の出初式は西小学校で挙行しました。
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今回は少し趣向を変えて、できるかぎりギャラリーの皆さん方、特に、未来の消防士さん予備軍である子どもたちに、少しでも消防に見て・接して・感じてもらおうと、体験コーナーをつくったり、訓練披露を全面に押し出したりと、箕面市消防本部が数々の工夫を凝らしてくれました。
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倒れた人を目の前にして、何もできずにオロオロする滝ノ道ゆずる(↑)・・・この経験から、ゆずるは今度、箕面市消防本部の救命講習(毎月第1・3日曜日)を受けることにしたそうです。
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例年は、大阪市消防局航空隊ヘリコプターに知事メッセージの投下をしてもらっているのですが、今回は消防ヘリコプターには長時間の訓練そのものに参加してもらいました!・・・圧巻の救助訓練。

毎年、ギャラリーが増えている感じはしているのですが、今年は親子連れがものすごく多かったです。子どもたちが会場中で駆け回ってましたが、本当に寒いなか来場くださった皆さんに感謝です!
箕面市消防&救急も気合が入りましたし、きっと、このなかから未来の消防士さんや人を守る仕事に就いてくれる子どもたちがでてくると信じてます。
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400名を超える消防団員の皆さん、婦人防火クラブ、少年消防クラブの皆さん、本当におつかれさまでした!
そして、最後まで凍える手でBGMを奏で続けてくれた箕面市青少年吹奏楽団の皆さんも、本当にありがとうございました!それと、今回の司会を務めてくれた津波古奈穂さんも、寒いなかありがとうございました!
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明日1月4日は市役所の仕事始め。
今年は3月に土曜日の市役所窓口オープンなども試行します。
2013年も箕面市職員一同頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!
posted by 倉田哲郎 at 14:03 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年12月23日

50mの巨大ツリー“みのお市民ツリー2012”

メリークリスマス!!!(今日はまだイブイブですが)
今年も箕面のクリスマスは、箕面商工会議所青年部による“みのお市民ツリー”!
今日から箕面が誇る全高50メートルの巨大ツリーが、新御堂筋のつきあたりで光を放っています。
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(記事中の写真はすべて今日23日の姿)

ツリー点灯はクリスマスまでの3日間限定!
23日&24日は18〜24時まで。最終日25日は17〜20時まで。


「拡げよう市民の輪、灯そう愛の火を」をテーマに、今年で17回目の全国でもズバ抜けた巨大ツリーは、初回から一貫して協力・協賛のみで箕面商工会議所青年部が運営している手づくりイベント
ツリー周辺で赤いスタッフジャンバーを見かけたら、それは寒風のなか寝ずの番に体を張ってる箕面商工会議所青年部のメンバーです。ぜひ「がんばれ!」「ありがとう!」と一声を!
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ホッコリ気持ちの暖かくなる巨大ツリー。
箕面市民の皆さんはもちろん、他市からもぜひ癒されにきてください。
場所は、梅田から新御堂筋を真っ直ぐ北上、千里中央を越えると、その真正面にドーン!です。

・・・たくさんの人に優しい幸せを!メリークリスマス!
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posted by 倉田哲郎 at 20:40 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年10月21日

未来の話をしよう。〜原発とか政治の役割とか

僕は、大阪の自治体の長にすぎないし、エネルギー分野にしたって(昔、ちょっとカジッたことがあるくらいで)専門でも詳しいわけでもない。でも、政治に携わっている身として、敢えて政治の役割として思ってることを書いてみたい。・・・ちょっとビビりながら。

■「脱原発」は当たり前

まず、昨年3月の福島原発の事故を経て、多くの人が、原子力発電はやばそうだ、やめたい(やめたほうがいい)と感じるのはとっても当たり前のことだと思う。
もちろん、企業活動の立場からとか、現実的な判断だとか、感情的ではない視点で「原子力発電は必要だ(必要なのではないか)」と考える人も多数いるだろうけれど、かといって心の底から「リスクがない」と言い切れる人がいるはずはない。
たぶん原発が必要と言う人であっても「もし本当に本当に本当にやめれるものなら、やめるなとまでは言わないが」というのが本音ではなかろうか。

あくまで民意が僕の感じる雰囲気だとすれば・・・だが、民意を汲んで社会を築こうとするのが「政治」であるなら、政治が「いわゆる脱原発をめざすこと」は当たり前のことだと僕は思う。
もちろん、民意だからといって闇雲にそれだけを金科玉条とするなら、結論のない衆愚政治に陥ってしまう。「政治」だって現実感をもつことは必要だ。だが「目標を設定し、目標に向かって努力をする」にあたり、その目標をできるかぎり民意を汲んだものにし、必死で考え努力していくということは、そもそもの政治の理ではないのか。
あれだけの事故が起こり、あれだけの不信を内外にばらまき、それを反映して今の民意があるならば、「まずは脱原発に向かって最大限の努力を試みること」は政治の当然の責務ではないかと僕は感じている。

■政治の役割は「現在」と「未来」

そもそも政治の役割というのは、(A)現在の社会を維持すること、(B)未来の社会をつくること、の2つだと僕は思っている。

今の煮え切らない政治家は、これまでの枠組みに縛られているだけ(=Aだけ)で、Bを放棄している。脱原発に踏み切れず「慎重論」を語る自民党がそう。その一方で、脱原発と言いながら新原発の設置を認めるよくわからない民主党も同じだ。
かといって、「脱原発か否か」だけで政治家や有識者に○×をつけたがるような人たちにも、僕は違和感を感じる。なぜなら「脱原発か否か」だけの議論は、しょせん忌避論であって、未来をつくる道筋を示さないし、その道筋の評価をしようとしないからだ。

今の問題は、政治の世界で「未来の社会をどうつくるか」(=B)が真剣に議論されていないことだと思う。政治は、現在と未来のどちらかではダメで、両方を一緒に考えなきゃいけない。この「未来」の色があまりにも薄い。

■未来をつくるのは「新たなエネルギーを創る」という目標

今、なぜ、エネルギー政策に戸惑うのか。それは今、僕たちが持っているツール(原発)のYes・Noしか議論になっておらず、未来の話ができていないからだ。・・・というよりも、未来への“想像力”さえも“圧倒的な現有ツール(原発)”に制約(制圧)されてしまっている、とでも言うべきか。
現有ツールの呪縛から脱して真剣に未来の可能性を議論し、もし腹を括って未来を定めることができたならば、現在をどう乗り切るかは「それまでのツナギ」の話にすぎなくなる。そうであれば選択肢は広がる。
現有ツールの呪縛から脱するとはどういうことか。それは「新たなエネルギーを創る」という前提で物事を考えてみることだ。

■完全無欠のエネルギーは、他のエネルギーを駆逐する

話は変わるが、政策として考えたときに、エネルギー枯渇国の日本が、新たな基幹エネルギーを創造し、技術とエネルギーの供給国になれたとしたら、世界は一変する。・・・多くの人は、これを夢物語だという。
でも、僕は違う。今、実は大きなチャンスだと思う。
なぜなら原発の存在が、他の新エネルギーの開発を抑制している事実があるからだ。

もし世の中に完全無欠のエネルギー源があったとしたら、他のすべてのエネルギー開発は無意味になる。ある意味、これは当然のことだ。
そして、意識的にせよ、無意識的にせよ、実はこれまで原発が「完全無欠に極めて近い」エネルギーだと認識されていたことに、改めて気づくべきだと思う。だから、他のエネルギー開発は、あまり本気でなかった(切実でなかった)実状もあったのではないか。

例えば「核融合」(注:核分裂ではない)の国際協力研究として、7ヶ国(日本、EU、アメリカ、ロシア、中国、韓国、インド)で「国際核融合実験炉(ITER)」の準備が進んでいる。
7ヶ国がそれぞれの国家予算を投じ、かなり巨大な実験炉を構築しようとしているにもかかわらず、あまり注目も浴びていないし、今も昔も粛々と地味に進んでいるにすぎない。おそらく、実験炉が日本にできる可能性があったことも、かつて建設地を巡って日本とEUが綱引きを展開したことも、ほとんど知る人はいないだろう。

(※)ちなみに名称に「核」がつくせいで原発(核分裂)と混同されがちな「核融合」だが、まったく別の現象&技術なので、もし誤解していたらきちんと調べてみるべきだと思う。簡単に言えば、連鎖反応がないので暴走がありえないし、放射能は直接はでないし、CO2もでない。材料が水素・ヘリウムで安価で大量にあり、理論的には有望な技術の一つといわれている。

この技術が本命かどうかは別として、7カ国もが共同で進めており、まさに現実に実験炉まで作ろうとしている段階のプロジェクトにもかかわらず、年間で投じられている予算は世界各国あわせても10億ドル(約800億円)だという(wikipediaによれば)。
ちなみに国が科学技術に投じる予算規模は日本だけでも年間約1.3兆円(科学技術振興費)もある。さらにちなみに規模比較の目安として、人口13万人という小さな箕面市の行政活動でさえ総予算規模は年間1300億円だ。・・・全世界で10億ドル(約800億円)というのは、果たしてどの程度の真剣さなのだろうか。

そう、僕には新エネルギーという分野、なかでも新たな“基幹”エネルギーの開発という分野は、各国とも、おつきあいのレベルにすぎないように感じられてならない。でも、それも当然と思う。今なお世界では原発が完全無欠に近いスーパーエネルギーという認識なのだから。
・・・でも、僕は、この状況はチャンスだと思っている。なぜなら、唯一の被爆国である上に、今回の原発事故を経験した今の日本しか、本気で原発をやめるという(世界的には非常識な)モチベーションを持ちうる国家はありえないからだ。

■新たな基幹エネルギーの開発は非現実的か?

多くの人が「脱原発は非現実的だ」と言う。「原発に代替しうるエネルギーはない」のだと。果たしてそうだろうか。
非現実的というなら、山中教授のiPS細胞にしたって「成熟した細胞を初期化する」などという発想は、2000年当時は荒唐無稽なものではなかったのか。
つい30年前に「大きなショルダーバッグ」だった携帯電話が、ここまで小型化して普及した上に、スマホなどという高度化を遂げ、生活インフラとして不可欠な存在になるなんて、予測できたのはマンガやSFの世界だけではなかったのか。

「非現実的か?」と問われれば「現実的だ」と言い返す術はない。今、存在しない技術なのだから。でも、正確には「不確実だ」と言うべきだろう。
では「不確実だ」として、政治が不確実なことを語ってはいけないのか。僕は違うと思う。むしろ政治にしか不確実なことは語れない。未来の話なのだから。不確実であろうと「めざすこと」から始めなければ、世界は変わらない。
「確実かどうかわからないのに無責任だ」と言う人もたくさんいると思う。でも、未来を築こうと努力する試行錯誤は、果たして無責任なのだろうか。ならばこの国で、どの程度の無責任までなら許容されるものなのか、それこそ選挙を通じた民意でしか決められないし、まさに民意が決めるべきことだ。

■政府の「革新的エネルギー・環境戦略」は革新的でない

もちろん、原発の代替を、再生可能エネルギーばかりに求めるのはいかがなものか?と思う。「脱原発なんて無理でしょ」という現実論者の多くは、発電規模からして再生可能エネルギーでは代替不可能との指摘をする。
たしかに、原発1基の発電を安定的にまかなおうとすれば、箕面市の面積(約50平方キロ)の太陽光パネルがいる。一つの原発群が4〜6基程度だとすれば、大阪市の面積(約220平方キロ)の太陽光パネルがいる。それだけの山を削るのか?その産廃はどうするのか?・・・試算が正しいかどうかはわからないが、そんなことを言われれば、正直、僕もそんな気はする。
もちろん未来はわからないので可能性がないとは思わないが、再生可能エネルギー「だけ」にこだわるのはやめたほうがいいと思う。必要なのは新たな「基幹」エネルギー技術なのだから。

ちなみに、9月にまとめられた政府の「革新的エネルギー・環境戦略」は、そもそも革新的ではない。その証拠に、序文(はじめに)にいきなり「無謀な夢物語ではない、実現可能な戦略。」と宣言されている。
実際、その内容のほとんどは、エネルギー利用の効率化(節電・再利用)と、火力発電など旧来型エネルギーによる安定供給に割かれており、「次世代エネルギー関連技術」に至っては全20ページ中たったの3行で済まされている。・・・基本的には現世代のエネルギー技術で済ますということか。
この“夢と希望のなさ”加減には、“不確実な未来など語れない”という官僚組織の限界(←これはこれで必要な役割ではあるが)を感じざるをえない。そして、それをただ了承している「政治」も情けない。
目標が「原発稼働ゼロ」では未来は創れない。せいぜい、これまでのリソース配分が多少変わるだけだ。「原発が完全無欠だ」という世界常識がある限り、それに引きずられ続ける末路だと僕は思う。

■ケネディ大統領の「人類を月へ送る」宣言

僕は、ケネディ大統領が1961年に「人類を月へ送る」と宣言した(してしまった?)のと同じことを、今の日本の政治はすべきだと思っている。「原発に代替しうる新たな基幹エネルギーを2030年代に実用化する」と宣言できるのは政治しかない。

そのために、僕は、年間約1.3兆円の科学技術振興費というリソースを、すべてこの国家目標に集中投入してしまうべきだと思う。すべての投資対象を「新たな基幹エネルギーを2030年代に実用化する」という目標に沿うものに限定して振り替えるのだ。
全部を振り替えると言うと、暴論に聞こえるかもしれないが、アメリカも宇宙開発からたくさんの技術が民生化・産業化された。エネルギー技術という領域も限りなく広大だ。世界一のスパコン(計算)技術だって、遺伝子レベルの先端医療だって、実は基礎から実用までと考えればエネルギー分野にとって必須の技術だ。広い意味で目標に貢献する技術は投資対象にすればいい。でも、常に目標への貢献を意識させることが重要だ。
今の科学技術振興費にポリシーはない。極めて総花的な投資になっている実態がある。もちろん、どこで起こるかわからないのがイノベーションなのだから、一概に総花が悪いとは言わない。でも、今が国家的ターニングポイントなのであれば、方向を定めることが悪いこととも思わない。結果として派生イノベーションも大量に出てくることだろう。

そして、こんなに非常識で突拍子もないことができる環境にある国は、世界中で日本しかなく、かつ、チャンスは国民的意識の高まっている今しかないということを、ぜひとも再認識してほしい。

■政治の役割ってなんだろう

原発は唯一無二の基幹エネルギーなのか?僕は本気を出せば違う世界もありえると思う。
政治は「現在」と「未来」の両方を語らなければならない。未来は今の常識では測れないのだから、政治家には、ぜひとも現在の呪縛をぶちやぶって考えてほしい。

僕は「原発推進派か?」と問われたら、ここまでの文章を読み返せば、たぶん「違う」ということでいいと思う。
かといって、反原発派とか脱原発派とか卒原発派とか、そういう自覚はまったくないし、原発廃止運動に傾注するつもりもない。ちなみに、この「反」「脱」「卒」の使い分けもよくわかっていない。
したがって、急進的な反(脱・卒)原発派の方々も、急進的な原発推進派の方々も、いろいろと言いたいことはあると思うが、このブログのことは放置しておいてほしい。
それよりも、急進的でない(?)自然体の多くの方々、それと特に政治に携わる人たちに、なにか考えるきっかけになればいいなと思っている。・・・とにかく議論が閉塞してるように感じるから。

僕は地方の一首長にすぎず、仕事としてエネルギー政策を語る資格はない。だから無責任な評論にすぎないことは事実だ。
でも、このブログを、地方の一首長の戯言だと流すのか、コレを実現するのはもしかしたら自分かもしれないと受け止めるのか、そこは読んでいただいた政治家(&政治家志望)の人たちに委ねたい。・・・少しでも良い未来を築くために。

■終わりに 〜 JFK「THE MOON SPEECH」より

THE MOON SPEECH
John F. Kennedy at Rice University - September 12, 1962
(抜粋)

We choose to go to the moon.
We choose to go to the moon...
We choose to go to the moon in this decade and do the other things,
not because they are easy,
but because they are hard,
because that goal will serve to organize and measure the best of our energies and skills,
because that challenge is one that we are willing to accept,
one we are unwilling to postpone,
and one which we intend to win, and the others, too.

我々は月へ行こうと決めた。
我々は月へ行こうと決めたのだ。
我々が10年以内に月へ行こうと決めたのは、それが容易だからではなく、むしろ困難だからだ。
この目標こそが、我々の熱意と技術の結晶を集結させ、それがどれほどのものかを知るのに資するからだ。
この挑戦こそが、我々が喜んで臨み、先延ばしを良しとしないものだからだ。
そして、この挑戦こそが、まさしく勝ち取りたいと強く望むものだからだ。
posted by 倉田哲郎 at 12:36 | TrackBack(1) | 活動日誌

2012年10月15日

中学校の運動会写真集2012

秋の週末はイベント盛り。
箕面市内たくさんの小学校・中学校で運動会が盛り上がりました。

中学校の運動会で一番気合が入るのは、3年生男子!
どの競技も出場・応援ともに華々しいです。

PTA・地域の方々の競技にちょっと参加させていただきました・・・が、綱引きの敗北は悔しかった。
校長先生ともども中学生相手にムキになってがんばったんですが、次の日、腕が筋肉痛でした。
子どもたちはもちろん、学校・地域・保護者の皆さん、おつかれさまでした!

さて、今年の中学校の運動会写真集です。
箕面の子どもたちの元気な姿を楽しんでください!
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・・・綱引き。子どもたちに敗北する瞬間。
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posted by 倉田哲郎 at 07:08 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年09月16日

LOVE・滝ノ道ゆずる!(ゆるキャラグランプリ2012)

さあ、今日から「ゆるキャラグランプリ2012」の開幕です!!!
箕面をPRするがんばり屋さんの“滝ノ道ゆずる”。
昨年、全国349キャラの激戦を制して“全国9位”に輝きましたが、今年もまた参戦です。

ゆるキャラGP2012・滝ノ道ゆずるへの投票は・・・
 パソコンから投票は → http://yurugp.jp/entry_detail.php?id=93
 スマホから投票は → http://yurugp.jp/sm/entry_detail.php?id=93
 携帯電話から投票は → http://yurugp.jp/mb/entry_detail.php?id=93

スマホ&携帯からは下のQRコードもどうぞ(ダイレクトに滝ノ道ゆずるの投票ページへ)
滝ノ道ゆずる
投票期間は11月16日(金)まで。投票は1日1票(1キャラ)まで。
(PC&スマホは「投票IDの登録」を求められますがメールアドレスだけです。)
2ヶ月間、毎日、投票できます!

昨年の大躍進のおかげで“滝ノ道ゆずる”は大忙しの毎日を送らせていただいています。
でも、今年はさらなる大激戦が予想される展開。
滝ノ道ゆずるLOVEな皆さん、また、箕面ファンの皆さん、今年もぜひ応援をお願いいたします。

“滝ノ道ゆずる”に、どうか毎日の清き一票を!!!
滝ノ道ゆずる
posted by 倉田哲郎 at 00:07 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年09月01日

早速始動〜子どもの医療費助成の拡大とか

もう9月・・・早いです。
8月27日の2期目スタートと同時に、今期のコダワリの1つである『公務員制度改革』を具現化するための人事・給与構造改革プロジェクトチームの発足と、市長の給与15%カットを発表し、翌28〜29日にかけては東京に行ってきました。

そういえば、4年前の初当選のときも就任の翌28〜29日に東京に行ってたことを思い出しました。・・・奇しくもまったく同じスケジュール(笑)。
4年前の東京行きでは、北大阪急行線の延伸について、まったく当てのない暗中模索の状態でとにかく「よろしくお願いします」ってお願いしてまわってました。でも、4年後の今回は先方(国土交通省)から「わかってますよ〜」と言ってくれて、具体的なスケジュール・ステップの話もでてくるありがたい状況・・・なんだか隔世の感があります。

29日には国会の「インクルーシブ教育を推進する議員連盟」に呼んでいただき、箕面市の支援教育の取り組みや経過をプレゼンしてきました。文部科学省の担当課長さんたちも同席していたので、良い意見交換になりました。・・・実はちょうどこの日、首相問責決議が可決された日だったので、すぐ横で参議院が慌ただしく動いてる気配ビンビンのなかでした。

そんなこんなでもう9月。
来週からは選挙後初の箕面市議会がはじまるので、同時並行でその準備も進めてきました。市長選挙でお約束したことはさっさとやっていきたいので、前とかわらないスピードでばんばんいきます。

まずは『子どもの医療費助成制度の大幅拡大(中学校卒業まで・所得制限なし)』を議会に提出します。・・・これは市長選の“約束”の最たるものですので、来年春(H25年4月)からの拡大スタートを予定(詳細はコチラ)。
ちなみに紙でかさばってた「子どもの医療証」も、長期使用になって耐久性がほしいですし、発行枚数もかなり増えるので、この機会にプラスチック・カード化するつもりです(失くさないように気をつけてくださいね)。

ほかにも、小野原西に予定してる多文化交流センター&小野原図書館の準備条例。来年9月に中学校給食をスタートするのために給食調理室を全校整備する補正予算。国の緊急経済対策を活用してGIS(地図情報システム)のデータ化を進める補正予算などなど、新体制最初の議会からもりだくさん。

9月からも元気に前向きに。
さあ、がんばるぞと。
夏の思い出
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posted by 倉田哲郎 at 10:15 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年08月26日

箕面市長2期目にあたり

本日8月26日で箕面市長1期目の任期が満了となり、明日27日から2期目の任期スタートとなります。
特別なセレモニーがあるわけでもなく(←当たり前)、いつもと変わらない市役所出勤からはじまりますが、内なる気合だけは十分。心機一転、気を引き締めていきますので、市民の皆さま、どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。

先般の市長選挙では、本当にありがたいことに無投票当選をいただきました。
引き続き市長として仕事をする機会をいただいたこと、心の底から感謝ですし、また本当に光栄です。
この気持ちは言葉では尽くせないくらいです(仕事で返すしかありません)。

ただし、どこかの新聞がそのまま僕のコメントを載せてくれていましたが、正直、複雑な心境というのが頭の隅っこにあるのも正直なところです。選挙は本来あったほうがいい・・・いや、あるべきだと思っているからです。
決して選挙が好きなわけではありません(実際、好きって人は少ないと思いますが)。でも、4年前に初めて選挙を経験してみて、たくさんの人に会って、たくさんの人に励まされ、たくさんの人から批判もされ、その経験をもとに自分の中に(うまく言えないけれど)大きな変化が実際にあって、それで1期目の市長職を務めることができたと感じてる自分がいるからです。

したがって、選挙がなかったことについては、“少なくとも「違う者が市長になるべきだ」と体を張ってまで主張する人(=対立候補)はいなかった”という程度には、4年間の仕事を認めていただいた(消極的に認めていただいた)と前向きに受け止めますが、決してそれ以上ではないという戒めにもしています。
4年前に初当選したとき、「(自分に)投票していただけなかった皆さんにも納得いただけるようにがんばりたい」と挨拶したことを、ずっと忘れていません。その気持ちで4年間の仕事をしてきたつもりですし、次の4年間も同じ感覚で一つ一つ市政運営を進めていきます。

改めて、どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、2期目も揺るがずに「子育て」「緑」「安心」を箕面市政の3本柱として仕事を進め、“約束”として宣言したことも一つ一つ実現していくつもりです。・・・が、これに加えて、市長として少々尖ってでも確実に4年のうちに変化をもたらすことにコダワリたい個別(だけど大きい)テーマが3つあります。
それは『子育ての本丸である“教育”改革』『北急延伸+関連まちづくり』『公務員制度改革』の3つ。
それぞれどういう問題意識で、どうしたいのかについては、9月議会向けの所信表明(準備中)をはじめ、このブログでも書いていくつもりですが(これまでも断片的には書いてるんですが)、すでに公務員制度改革(人事・給与構造改革)については新チームを起動させたり、9月1日付で人事体制を重点化する準備をしたりと、それぞれのテーマについて実働を開始しています。

さあ、がんばるぞと。
明日からも一日一日よろしくお願いします!
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posted by 倉田哲郎 at 01:37 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年08月06日

ご報告

2012年8月5日告示の箕面市長選挙において、届出のあった候補者が倉田哲郎のみだったため、無投票当選(公職選挙法第100条の適用)となりましたことをご報告させていただきます。
(公職選挙法第178条により、ご挨拶の言葉を申し述べることができず、事実のみのご報告となります非礼、お許し下さい。)
posted by 倉田哲郎 at 00:00 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年08月04日

明日から箕面市長・市議会議員選挙に突入

明日(5日)、箕面市長・市議会議員の同日選挙が告示され、12日の投票日に向けて、箕面市内は選挙戦に突入します。
明日からの選挙期間中は、公職選挙法に則って、ブログやTwitterの更新は停止します。街頭や紙面など定められた方法で、幅広く政策を訴えていくことになりますので、どこかで目にされましたら、少しでも耳を傾けていただければありがたいです。

初めて箕面市政のことを考えていただく方、初めて選挙権を得た方もいると思いますので、とっかかりとして・・・。

 ・ 倉田哲郎って誰? → 「プロフィール」
 ・ この4年間は何をしてきたの? → 「まちづくりニュース」
 ・ 何したいの?何考えてるの? → 「政策・主張」


これまでと揺るがないスタンスで、厳しく仕事に臨んでいく決意です。
仕事をする上で強く意識するのは“スピードと実行力”。そして、座右の銘は「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。」(上杉鷹山)。・・・これからも、地域の皆さんと一緒に考え悩みながら走り続けます!
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posted by 倉田哲郎 at 12:00 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年07月19日

箕面市長・市議会議員選挙〜若さのプラスとマイナスと

早いもので、箕面市長・市議会議員選挙まで、あとわずか2週間余り。
やっとできた政策集(マニフェスト)をこちらに掲載しています。
また、概略や想いを前回の「箕面市長選挙にむけて」にも綴っています。ご一読いただければ幸いです。
そんなこんなで選挙準備も佳境に入っています。

さて、4年間、とにかく突っ走ってきました。
初めて市長に就任させていただいた4年前は、34歳で全国最年少の市長でした。
でも、当時から思っていたこと、今でも思っていることがあります。それは「若さ」って必ずしもプラスではないということ。

・・・若いと経験がありません。
・・・若いと世間を知りません。
・・・若いとノウハウをもっていません。
・・・若いと現場がわかりません。

責任ある仕事をしようと思えば思うほど、実は「若さ」ってマイナスだらけ。世間で言われるほど、若さのプラスって少ないんです。でも、これを常に自覚し続けることが大事。そして、そのマイナスをどう乗り超えられるかが大切。

僕は、若さのアドバンテージって、唯一「体力・気力」なんじゃないかと思っています。
足りない経験も知恵も知識も、その分、仕事量でカバーする。わからないことがあっても、わかるまで徹底的に時間をかける。そして、その仕事量をこなしていく過程で、人よりも経験値を積み上げる。
この「体力・気力」で若さのマイナス面を克服し、それに止まらず、プラスの結果をたたき出すまで到達できるかどうかが勝負。それができなければ単なる“お荷物”。

・・・これ、どんな仕事でも当たり前のこと。市長でも市議会議員でも同じだと思うのです。
(まあ、つきあわされる一部の職員はたまったものではないかもしれませんが。)

僕が、なぜ4年間、仕事!仕事!って過密な時間をこなせてきたか。
それは、前職(霞ヶ関時代)の同僚やら、学生時代の同期やら、同世代の友達はみんなそれぞれメッチャクチャ仕事をしてるのを知っているからです。だから当たり前に、同世代の仕事量のスタンダードに負けないように自分もがんばる。
僕の同業者(政治家?)の普通の仕事量がどれくらいなのかはよくわかりません。でも、とにかく同世代の仕事量がスタンダードなんだと意識して、同じ仕事量で市長職をやる。それだと、たぶん従来型(?)の市長より「突っ走ってる」くらいのスピードになるんだろうと思います。

若さのマイナス面って間違いなくあります。だからこそ、それをカバーし上回る結果を出せるまで仕事をし続ける。そんな34歳からの充実した4年間でしたが、これからも同じスタンスで挑戦し続け(同世代に負けないように)全力疾走する決意です。
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さて、今は38歳。世間での呼称はアラフォー(?)です。
市長のなかではまだ若い方ですが、それでももう全国で10数番目。大阪府内の市長ではまだ最年少らしいですが、松原市の澤井市長や泉佐野市の千代松市長など同世代の市長も登場し、懇意にさせていただきながら、お互いかなり切磋琢磨しながら、それぞれのスタイルで精力的に市政に取り組んでいます。

箕面でも、政治に携わろうとする20代・30代が少しずつ出てきています。若けりゃいいとはまったく思わないのは前述のとおりですが、それでも、若い層“も”絶対にいなくちゃ困るので、これはとっても素晴らしいこと。
仕事量のスタンダードとすべきなのが“同業者”ではなく“同世代”であること。ぜひ新たな志をもつ彼らにも、このことを自覚して頑張ってほしいと感じますし、一緒に負けずにガンガンやります。

選挙戦にむけて、徐々に箕面市内が騒がしくなり、ご迷惑に感じる方もいらっしゃるかもしれません。公職選挙法のルールに従うかぎり、限られた手段でしか訴え(選挙活動)ができないため、致し方ない面もあることはどうかご理解願います。
でも、一番身近な箕面の街のための箕面市長・市議会議員選挙です。どうかそれぞれに街のことを考え、投票所に足を運びそれぞれに意思表示をしていただきますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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posted by 倉田哲郎 at 12:31 | TrackBack(0) | 活動日誌

2012年06月28日

箕面市長選挙にむけて

一昨日で箕面市議会の6月定例会が終了しました。
箕面市議会の定例会は年4回(2月・6月・9月・12月)。箕面市長の今任期は8月26日まで、箕面市議会議員の今任期は8月28日までなので、(突発的な事態がなければ)この4年間の任期最後の市議会でした。

この4年間は、僕にとって、本当にあっという間だった気がします。
先日、東洋経済の「住みよさランキング」で、なんと箕面市が大阪第1位に輝きました。全国では33位なので、まだまだ上を狙っていくつもりですが、もともと箕面がもっているポテンシャルと、たくさんの人たちの日々のご尽力のおかげだと感じています。
箕面市長という立場からすればこれほど喜ばしいニュースはありません。1期目の任期の終わりに思いがけず嬉しいニュースでした。たくさんの皆さんに感謝です。

3月末に当初予算を仕上げてから、図書館の大幅リニューアル箕面子どもステップアップ調査(全9学年の学力・体力・生活状況調査)の準備や、全小学校での金環日食の観察授業職員採用試験へのSPI2導入3年限定の防犯灯LED化スペシャルメニュー豊中市との消防はしご車の共同運用などなど、いろんなことを仕掛けているうちに、気づいたらもう6月末。
そうこうするうちに、箕面市長・市議会議員選挙(8月5日告示→12日投票)の足音も聞こえてきました。

2期目の市長選挙に掲げる「約束」の準備もしています。
「公約」というのか「マニフェスト」というのか、最近では守らない人もいますし、言葉の意味もよくわからなくなってきてるので、僕はただ「約束」と称したいと思います。有権者の皆さんとの約束。僕が守るべき約束。
スタンスは4年前と変わらず「子育て」「緑」「安心」の3本柱。まちづくりのポリシーはそう短期間で揺らぐものではありません。詳細は、お約束すべき“政策集”にまとめて近々お示ししますが、以下、それに先立ってちょっと頭の中の一部を書いておきます。

まず、高齢者から子どもまで、穏やかな住宅都市のベースを形づくるのはやはり「安心」。
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特に、次の4年間は、今進めている「防災」の取組みを定着させることに力を入れるつもりです。
災害が起こったとき、地域でご高齢の方や障害者などの要援護者を支えることは、マニュアルさえ用意しておけばいきなりできるというものではありません。災害時の支援体制をつくるということは、実は、普段(平常時)からの生活支援体制を整えることと同義です。
こうした継続的な支援体制をつくることや、総合防災訓練のスタートなどのソフト面も進めていきたいですし、箕面が強く警戒しなければならない「山(土砂災害)」対策(ハード面)についても、ちょっと思い切ってやろうと覚悟を決めています。

また、「子育てしやすさ日本一」は、かなり進みましたが、それでも道半ば。
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4年前にも対象拡大した“子どもの医療費助成”ですが、次はいよいよ最高水準である東京都並み、すなわち「通院・入院とも中学校卒業まで」に一気に対象年齢を拡大させるつもりです。もちろん、所得による制限はしません。
それと、これは小学校くらいまでを対象に考えていますが、インフルエンザ予防接種の助成もスタートしてみようと考えています。毎年のことですし、一度、インフルエンザが流行ってしまうと、子どもも親も学校も大変。医療費にもはね返ってくるので、地域で面的に感染を抑えこむ必要があります。
このほか、今年からはじめる小中9学年の学力・体力・生活状況調査の結果を活かして、学校の指導体制を進化させていく仕組みもつくらなきゃいけませんし、学童保育を新しく再構築しなおすことも考えたいと思ってます。

そして、箕面のシンボルである「緑」をどう伸ばすか。
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特に、次の4年間のうちに北大阪急行線の延伸に着工するつもりなので、この強力な都市骨格(利便性)にいわば“呑み込まれすぎない”ように、両翼の田園風景や北部の山並み景観を守ることが必要です。
ただ単に「便利な市街地」をめざすだけなら、大阪市内の方がはるかに便利。箕面の進むべき道はそうではなく、「便利さ」と適度な「田舎感」の両立という強みを伸ばすことです。街なかの“緑視率”基準の導入や、都市農業と朝市のコンビネーションも進めますし、必要なら山並みを守るための新たな建築規制もアリです。

ところで「子育て」「緑」「安心」とかいろいろ書いてるけどお金(財政)は大丈夫か?
・・・それは大丈夫です。1期目でせっかくV字回復させた財政。「子どもたちにツケをまわさない」は僕のスタンスの基本中の基本、根幹中の根幹であって、それは絶対に崩しません。
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財源見通しを考えずに「約束」はつくりません。その点は1期目(4年間)のスタンスと財政実績を見てご判断いただきたいと思っています。

さて、まちづくりは「子育て」「緑」「安心」の3本柱でいくとして、市役所のことでどうしてもやりたいことがあります。
それは、“箕面市職員の給与構造の再編”です。給与水準の問題だけでなく、なにより気になるのは、頑張ってる職員にも、頑張ってない職員にもすばらしく平等であること・・・おいおいって感じ。頑張る職員は頑張り損で、箕面市の名を汚すような職員にも無駄に平等ってのはおかしい。
問題意識はずっと持っていたのですが、どういう仕組みに変えるべきか、僕のなかでだいたい答のイメージがかたまってきたのがこの1年くらいだったので、2期目の前半で一気に片づけようと思っています。仕組みを変えてメリハリをつけながら、総人件費を下げるつもりです。

いずれにせよ、2期目も揺るがず、憧れられるような街をめざして、全速力で突っ走ります。
選挙まで、もう40日を切っています。準備も急がねば・・・(汗)。
まもなく“政策集”をまとめて公表しますので、そのときはぜひまたご一読いただければ幸いです!
【追記】
政策集をまとめました!コチラに公表していますので、ぜひご一読願います。
posted by 倉田哲郎 at 01:33 | TrackBack(0) | 活動日誌
プロフィール
名前:倉田哲郎
誕生日:昭和49年(1974年)6月7日
ブログ:http://blog.kurata.tv/
こんにちは。箕面市長の倉田哲郎です。大阪府箕面市で地方自治を全力でドライブ。どうぞよろしくお願いいたします。

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